『MIDNIGHT SPIDER-MAN』が名言を覆す!幼少期の愛猫の死がトラウマに、「力は怪物を生む」が新たな人生の信条

Marvel Comicsの新たな「ミッドナイト・ユニバース」が、『MIDNIGHT SPIDER-MAN』でピーター・パーカーを再解釈する。本作を手がけるコミック脚本家フィリップ・ケネディ・ジョンソンによると、スパイダーマンというキャラクターには、もともとホラーコミックの遺伝子が組み込まれているという。今回はその要素を意図的に増幅し、ボディホラーを前面に押し出す。作風にはデヴィッド・クローネンバーグ、ジョン・カーペンター、そして「日本ホラー漫画界の巨匠」伊藤潤二らの影響が融合されている。

さらに大きく変わるのが、ピーターの人生を支える信念だ。これまでのスパイダーマンを象徴してきた「大いなる力には、大いなる責任が伴う」に代わり、「ミッドナイト・ユニバース」では、より暗い警告が掲げられる。それが「力は怪物を生む」だ。この言葉は、亡き父リチャード・パーカーから受け継いだもので、後にピーターが権力や世界を捉えるうえでの重要な信条となる。

この信念は、ピーターが幼少期に負ったトラウマとも深く結びついている。幼い頃、彼はBamfという名の子猫を飼っていた。しかし、ほんの一瞬の不注意から安全な場所にいるか確かめるのを忘れ、Bamfは家の外へ飛び出して命を落としてしまう。さらに恐ろしいことに、ピーターの記憶には「愛猫の死骸からクモが這い出してくる」光景まで焼き付いていた。この事故は、長年にわたって彼を苦しめ続ける消えない影となる。


大人になったピーターは、「力は怪物を生む」という言葉が現実によって繰り返し証明される状況に直面する。ジョンソンは、このバージョンが過去に登場した「マン・スパイダー」とは異なり、より異質なボディホラーの存在になると強調。ピーターはオズコープの手でグロテスクな人間とクモのハイブリッドへ改造され、胸にはクモそのものが埋め込まれる。さらにオズコープは、彼の突然変異を利用した研究を進め、人間と動物を融合させたハイブリッドまで生み出していく。


一方、この世界では「ブラックキャット」ことフェリシア・ハーディもオズコープの社員となっている。ジョンソンによれば、シリーズには第1号の時点から長期的な伏線が仕込まれており、一部が本格的に回収されるのは物語開始から3年目、4年目になるという。


『MIDNIGHT SPIDER-MAN』#1

コミック脚本:フィリップ・ケネディ・ジョンソン
コミック作画:ScieTronc
発売日:2026年10月7日


『MIDNIGHT SPIDER-MAN』#2

コミック脚本:フィリップ・ケネディ・ジョンソン
コミック作画:ScieTronc
発売日:2026年11月18日


『MIDNIGHT SPIDER-MAN』#3

コミック脚本:フィリップ・ケネディ・ジョンソン
コミック作画:ScieTronc
発売日:2026年12月16日

via: Bleeding Cool