
Insomniac Gamesが開発した『Marvel's Wolverine』で、奇妙に崩れたトイレ標識が見つかり、生成AIで作られた素材ではないかとプレイヤーの間で疑惑が浮上している。問題のスクリーンショットがSNSで拡散されると、Insomniac Gamesのコミュニティ・ディレクター、ジェームズ・スティーブンソンがすぐさま反応。AI生成ではなく、単なるUVマッピングの不具合だと強調した。
「違います。これはUVマッピングの不具合で、すでに修正を準備しています。『Marvel's Wolverine』にAI生成の素材は一切ありません」と、スティーブンソンはX(旧Twitter)で説明した。
しかし、この説明に疑問を抱くプレイヤーも少なくない。平面の標識で、どうUVを設定すればこれほど特殊な画像のズレが発生するのかと疑問視する声や、自分なら「いっそAIのせいにする」と冗談を飛ばすユーザーも。わずか10分で作り直したというトイレのアイコンを披露する人まで現れた。
今回の騒動だけでなく、『Marvel's Wolverine』では発売後、ほかの技術的な問題も報告されている。「匂いの軌跡」や「音響感知」の表示機能が、特定の状況でゲームのクラッシュを引き起こす可能性があるという。
スティーブンソンによると、これらの機能はゲーム内のほかのシステムとも連動しているうえ、現在は大勢のプレイヤーが同時にプレイしているため、チームは修正内容を慎重にテストする必要があるとのこと。既存のバグを直す一方で、新たな問題を発生させる事態を避けたいとしている。
近年、ゲーム開発に生成AIを使用すべきかどうかは、業界で論争の的となり続けている。レベルファイブも先日、発表会で生成AI素材を使用したことについて公に謝罪。KRAFTON、スクウェア・エニックス、EAといった大手ゲーム企業も、すでに関連技術への投資を進めている。