『グランド・セフト・オートVI』(Grand Theft Auto VI)の日本での2026年11月19日発売まで、残すところ約2カ月。ロックスター・ゲームスはここにきて、自社タイトルのコンテンツとコミュニティに対する管理を明らかに強化している。新たなMODポリシーを正式に発表したほか、親会社のテイクツー・インタラクティブも、ネット上に流出した『グランド・セフト・オートV』の没DLCや、開発初期の『GTA 6』マップなどの削除に乗り出した。

ロックスターの最新ガイドラインでは、許可を得ずにMODを商用利用する行為を明確に禁止。暗号資産や法定通貨を使った金銭取引、MOD内でのリアルマネー賭博に加え、サーバー運営者が第三者のスポンサーコンテンツを組み込むことも認められない。これにより、一部のインフルエンサーが掲げてきた「『GTA 6』のRPサーバーでプレイヤーが生計を立てられるようにする」という構想にも、真っ向から待ったがかかった形だ。
アディン・ロスはその代表例で、プレイヤーが仮想世界で暮らしながら現実の収入を得られる『GTA 6』サーバーを作りたいと公言していた。しかし新ポリシーに従う限り、ロックスターから正式な許可を得ないかぎり、実現はほぼ不可能となる。
一方、ネット上では少し前から、ロックスターの社内開発ファイルが大量に流出。『GTA 6』初の実機映像が漏洩した2022年のハッキング事件に由来するデータだと伝えられている。このデータの存在自体は以前からうわさされていたが、最近になって大規模に公開された。内容には『グランド・セフト・オートV』から削除されたキャラクターの会話、別のストーリー展開を示唆するデータ、さらにはフランクリンにより暗い結末が用意されていた可能性を示す手掛かりまで含まれている。
なかでも注目を集めているのが、ロックスターが『グランド・セフト・オートV』向けに計画していたリバティーシティの大型拡張コンテンツと、開発のごく初期段階に作られた『GTA 6』のマップだ。これらはロックスターが自ら公開したものでも、プレイヤーが製品版のゲームファイルをデータマイニングして発見したものでもなく、ハッキングによって違法に入手された疑いがある。テイクツーは現在、関連するYouTube動画やSNS上の画像、音声クリップなどの削除を求めている。

現時点でテイクツーは、過去の『GTA 6』大規模流出事件で見せたような、ほぼ全面的な削除攻勢には出ていない。ただし、問題の素材を直接公開したコンテンツ制作者には、著作権侵害の警告や処分が科される可能性がある。
ロックスターはこの4年間、相次いで大規模な情報流出に見舞われてきた。『GTA 6』は日本での2026年11月19日発売まで約2カ月に迫り、ゲーム内容も最終段階に入っているとみられるだけに、ストーリーやマップ、製品版の詳細が事前に漏れる事態は何としても避けたいところだ。パッケージ版にもゲームディスクを同梱せず、ダウンロードコード方式を採用することで、小売店からのフライング入手による流出リスクは抑えられる。それでも2026年8月には実機映像とみられる動画が大量に出回っており、発売までの情報管理をめぐる攻防はまだ終わっていない。
via: IGN Rockstar Games IGN