『バイオハザード:アウトブレイク・ナイト』悲劇のラストに賛否真っ二つ!「雑すぎる」との酷評も、ブライアンは「最初からNPC」と擁護の声

※以下、『バイオハザード:アウトブレイク・ナイト』のネタバレを含みます。ご注意ください※

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ザック・クレッガー監督の『バイオハザード:アウトブレイク・ナイト』(Resident Evil)は、公開後おおむね好評を得ている。しかし、悲劇的なラストをめぐっては、ファンの意見が真っ二つに割れている。

主人公のブライアンは、特殊な荷物をラクーンシティ総合病院へ届けるだけの医療配送員だった。しかし道中で感染者にかまれ、t-ウィルスにむしばまれた末、ネメシスさながらの怪物へと変貌していく。意識はほぼ保たれており、自分には解毒剤が必要だと理解していたものの、暴走して自分を救える科学者たちを皆殺しにしてしまう。さらにワクチン入りの注射器も28階から落下し、生還の望みは完全に断たれる。

この結末に納得できない観客も少なくない。ブライアンが映画を通してあれほど苦しみ抜いたにもかかわらず、最後には「何ひとつ報われなかった」というのだ。あるファンは「そこまでは全部好きだったのに、最後の最後でバナナの皮を踏んで盛大に転んだような映画」と酷評。前半のホラー描写は素晴らしかったものの、あまりに荒唐無稽で駆け足なラストがすべてを台無しにした、との声も上がっている。


一方で、これこそが映画の描きたかった本当の残酷さだと評価するファンもいる。ブライアンは『バイオハザード』ゲームにおけるNPCのような存在で、レオンやクレアのような英雄ではないという見方だ。この映画が描いていたのは、いわば「1体のB.O.W.がいかにして誕生したのか」。ブライアンが恋人に残したボイスメッセージも、プレイヤーが探索中に拾う背景記録そのものに見えるという。


オースティン・エイブラムス(ブライアン役)も、初めて結末を読んだ際には「クレイジーで衝撃的」だと感じたという。それでも、この大胆な展開を気に入っており、現代の映画は観客に愛されるキャラクターを本当に殺すことを恐れすぎていると語っている。

なお、クレッガー監督は以前、劇場公開版のラストが当初予定していた結末ではなく、撮影時に予備として用意していた別案だったことも明かしている。最終的にポストプロダクションの段階で、現在の結末が正式に採用されたという。

via: IGN