(画像:Pinterest、ルーカスフィルム)
ルーカスフィルム前社長のキャスリーン・ケネディ(Kathleen Kennedy)は今年初めに社長職を正式に退き、14年間にわたる任期を終えた。そんな彼女が先日、ブルームバーグ(Bloomberg)主催の「Screentime」に登壇し、ルーカスフィルムを率いた14年間を振り返った。
周知の通り、ケネディが就任後に下した数々の判断は、『スター・ウォーズ』(Star Wars)ファンから長年にわたって厳しい批判を浴びてきた。彼女自身がファンの怒りを一身に受ける象徴的な存在となることもあったが、重責から離れた現在は、少なからず肩の荷が下りたと認めている。「少し解放されたような感覚はあると思います。この仕事は決して簡単ではありませんし、ジョージ・ルーカスが築き上げたものを引き継ぐことは、途方もない挑戦でした」

(画像:Pinterest)
外部から寄せられた激しい反発について、ケネディはこう語った。「これは、あらゆるフランチャイズが直面する課題だと思います。特に、私たちのように50年も続き、多くの人々にとって大きな意味を持つ作品ではなおさらです。その一方で、何か新しいもの、オリジナルなものを生み出すことも課題になります。そのバランスを見つけることが、最も難しいのです」。一部のファンからは、ケネディが特定の層の意見を聞きすぎたとの批判もある。この点について彼女は、ファンの声に注意を払う必要はあるものの、「それを国民投票のようなものにしてはならない」と説明。同時に、明確なビジョンを持つクリエイターを支えることも重要だと強調した。
14年間の任期に後悔があるかと尋ねられると、ケネディは、映画業界で手掛けるすべての作品を完璧な成功に導くことは不可能だと回答した。そのうえで、各作品の成功点と失敗点を振り返り、そこから学んだことを次へ生かしてきたと説明している。総括すると、ケネディはディズニーによるルーカスフィルム買収について、今も正しく価値のある決断だったと確信している。『スター・ウォーズ』はディズニーにとって理想的な買収対象であり、それはジョージ・ルーカス本人が望んだことでもあったと強調した。