米FBI、ポケモン由来のハッカー集団「ShinyHunters」リーダー格の逮捕を発表 Rockstar Gamesへの攻撃にも関与か

米連邦捜査局(FBI)はこのほど、ハッカー集団「ShinyHunters」のリーダー格の1人とみられる、24歳のオランダ人男性が逮捕されたと発表しました。同集団は最近、FBIの採用サイト「FBIJobs.gov」への侵入を主張。2026年4月に発生したRockstar Gamesのデータ侵害にも関与したとみられています。

FBI長官のカシュ・パテル氏によると、今回の逮捕はオランダ警察のハイテク犯罪対策チームとFBIの連携によって実現したとのことです。オランダ警察は、男について国外で2件の殺人をそそのかそうとした疑いもあると説明。ただし、こちらはShinyHuntersを巡る捜査とは別件で、裁判所は勾留をさらに90日間延長する決定を下しています。

捜査当局は容疑者の身元を正式に公表していませんが、ロイターは、逮捕された男がサイバーセキュリティ専門家のペピジン・ファン・デル・スタップであると報道。同氏は2023年にデータ窃取と恐喝で有罪判決を受け、2025年12月に出所していました。一方、ShinyHunters側は、ファン・デル・スタップと同集団との関係を否定しています。

ちなみに「ShinyHunters」という名前は、『ポケットモンスター』シリーズの「色違いポケモン」に由来します。同集団が9月22日にFBIの採用サイトを改ざんした際には、元の画面を「ブラッキー」の画像に差し替えるという、なんともポケモン色の強い演出も。ファン・デル・スタップも過去に、サイバー犯罪フォーラムで盗んだデータを販売する際、「Umbreon(ブラッキーの英語名)」というハンドルネームを使用していました。

ShinyHuntersは今回、FBI職員や求職者の氏名、住所、電話番号、担当業務、家族に関する情報など、約2~3TBのデータを盗み出したと主張しています。ただし、FBIは現時点で情報流出の全容を確認していません。

同集団は2026年4月にも、第三者サービスを経由してRockstar Gamesのデータへアクセスしたと主張しています。Rockstar Gamesは当時、重要性の低い少量の企業情報が閲覧されたことを認めたものの、プレイヤーへの影響はないと説明。『グランド・セフト・オートVI』のソースコードやゲームファイルが盗まれた証拠もないとしています。

via: Dexerto