「SCP財団」映画が競作に!NEONとA24がそれぞれ企画、2作品とも2027年公開へ

(画像:A24、NEON、SCP Wiki)

3か月前、ファウンド・フッテージ形式を特徴とするホラーシリーズ『V/H/S』は、次回作が有名なインターネット発の共同創作ホラー「SCP財団」に着想を得た作品になると発表した。タイトルはそのまま『V/H/S: SCP』で、A24が配給を担当する。しかし、SCPを映画に取り入れようとしているのは『V/H/S』だけではない。NEONも先日、複数の短編で構成されるSCP財団のアンソロジー映画を企画していると発表した。

(画像:IMDb)

NEONは発表の中で、SCP関連作品を集約するSCP Wikiの運営スタッフと事前に連絡を取り、同サイトのコンテンツに適用されているクリエイティブ・コモンズ「表示—継承(CC BY-SA)」ライセンスを、その文面と理念の両面で順守する方針を確認したと強調している。SCP Wiki側も、これまでのやり取りを踏まえ、NEONがライセンス要件を守る意思を持っていることに満足していると声明を発表した。

ただし、これはSCP WikiがNEONに独占的な映画化権を与えたという意味ではない。SCP Wikiは、同作が「公式のSCP財団映画」ではなく、運営スタッフは脚本執筆や製作には参加しておらず、金銭的な利益も受け取らないと明記している。また、NEONの映画が存在することで、ほかの制作者がSCP作品を翻案する権利が制限されることもない。

一方、SCP Wikiは以前、A24、Spooky Pictures、Image Nationによる『V/H/S: SCP』について、関係者から事前の連絡がなく、サイト側から連絡を試みても返答を得られなかったと公に批判していた。さらに、A24を含むいかなる企業も、SCP財団に関連する素材について独占的権利を所有することはできないと強調している。

しかし、A24側の関係者は最近、『IndieWire』に対し、これは誤解だと説明した。『V/H/S: SCP』はSCP Wiki上に存在する特定の作品を直接映画化するものではなく、SCPという広範なコンセプトから着想を得たオリジナル映画であるため、既存作品の利用許諾を求める必要はないという。NEONとA24が関わる両作品はいずれも2027年の公開を予定しており、公開後は必然的に比較されることになりそうだ。

via: IndieWire