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トム・クルーズ(Tom Cruise)が2012年から2016年にかけて主演した映画版「ジャック・リーチャー」シリーズは、わずか2作品で終了した。一般には、続編の興行収入が落ち込み、評価も前作を大きく下回ったことが原因だと考えられてきた。しかし原作者のリー・チャイルド(Lee Child、下写真)は今回、映画シリーズの終了を決めたのは、実は自分だったと明かしている。
チャイルドはColliderの最新インタビューで、次のように説明した。「映画化契約には、2本を製作したあと、さらに続編を作るかどうかについて、私に拒否権があるという条項を入れていました。そして私は、その拒否権を行使しました。契約が結ばれたのは2005年で、その後は非常に長い開発期間が続き、2本の映画による展開は2017年までに終わりました。特に1作目の影響は絶大でした。北米では2012年12月に公開され、2013年1月には、わずかひとつの集計期間を挟んだだけで、旧刊のペーパーバック8冊が同時にトップ10入りしたんです。こうした効果はお金で買えるものではありませんし、断れるものでもありません」

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その後、映画版に対する原作ファンの反発とストリーミングサービスの台頭を受け、チャイルドは「ジャック・リーチャー」を長編ドラマとして再出発させることを決めた。「私は昔から、特に作家になってからは、本こそがすべてだと考えてきました。本が完成品であり、その先に何かがあるわけではありません。本は、映画になることを待ち望んでいるさなぎや繭ではない。そういうものではないんです。本こそが最終形であり、映画はあくまで別のプロジェクトです。私の頭の中では、『本は本、映画は映画。映画はひとつのバージョンであり、ひとつの解釈にすぎず、本当に何かを変えるわけではない』と思っていました。しかし読者は同じようには考えなかった。映画が小説の描写をもっと正確に再現していないことに、彼らはひどく裏切られたと感じたんです」
チャイルドはさらに続けた。「もちろん、2017年までには状況が一変していました。一気見するテレビの視聴スタイルが生まれ、ブロードバンドもはるかに普及していた。すでに一般的な選択肢になっていました。しかし2005年には、まだどちらも存在していなかった。今では、配信ドラマより映画を選ぶ人は、ほとんどいないのではないでしょうか」
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チャイルドは、その理由を次のように説明した。「理由は2つあります。まずは尺です。これは本当にすばらしい贅沢です。冗談ではありません。8時間でも10時間でも12時間でも、必要なだけ使える。物語の全体を描き、光と影のすべて、静かな場面も楽しい場面も盛り込めます。すべてを90分に無理やり詰め込む必要がないんです。そして資金の仕組みもまったく異なります。映画では、俳優が資金を呼び込みます。しかし、2億ドルの投資に値すると見なされる俳優が、いったい何人いるでしょうか。一方、テレビではプラットフォームが費用を負担するため、誰でも起用できます。まったく無名の新人でも構いません。テレビではスター自身が必ずしも観客や資金を呼び込むわけではないため、私たちはキャスティングで完全な自由を手にすることができました」
via: Collider