『マクロス7』『ToHeart2』のアニメーター・桂憲一郎さん死去、59歳 業界から惜しむ声

『マクロス7』や『ToHeart2』シリーズでキャラクターデザイン、『ナイツ&マジック』で総作画監督を務めるなど、数々の作品を手掛けたアニメーターの桂憲一郎さんが、病気療養中の9月30日に亡くなったことが10月5日、遺族から発表されました。59歳でした。突然の訃報にファンや作品公式から驚きと悲しみの声が上がり、アニメ業界を支えた実力派の死を惜しんでいます。

桂憲一郎さんは、1984年から『北斗の拳』『らんま1/2』などのアニメ制作に参加。『マクロス7』でキャラクターデザインや作画監督を担当し、その名を広く知られるようになりました。その後も『D.C. ~ダ・カーポ~』『ナイツ&マジック』『転生したらスライムだった件 転スラ日記』『鬼人幻燈抄』など、数多くの作品で作画監督を務めています。

また、『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』『万能文化猫娘』『ToHeart2』シリーズ、『この中に1人、妹がいる!』などではキャラクターデザインを担当。18禁ゲーム『VIPER』シリーズには桂枝毛名義で参加し、『WHITE ALBUM2』では桂憲一郎名義で原画を手掛けました。

桂憲一郎さんの訃報について、遺族は「【訃報】アニメーター・桂憲一郎 逝去のご報告」と題し、声明を発表しました。

「アニメーター・桂憲一郎が、9月30日に病気療養中のところ息を引き取りました。生前、夫が携わった作品やデザインを愛してくださったファンの皆さま、そして仕事を通じて関わってくださった制作会社、スタッフ、関係者の皆さまに、深く御礼申し上げます。葬儀は近親者のみで執り行いました。事後のご報告となりましたことをご容赦ください。これまで多くの応援と温かいお言葉をいただき、本当にありがとうございました」

さらに遺族は、桂憲一郎さんの作品を愛するファンに向けて、次のようにメッセージを寄せています。

「桂の絵や作画、デザインを褒め、好きだと言ってくださった皆さま。心の中で『このキャラクターが好き』『この作品が好き』『この作画が好き』と思っていただければ、その気持ちはきっと本人にも届き、とても喜ぶと思います。お時間があるときには、これからも桂が携わった作品を見返していただけましたら、私たちにとって何よりうれしいことです。最後までお読みいただき、ありがとうございました」

桂憲一郎さんがキャラクターデザインと総作画監督を務めたアニメ『ナイツ&マジック』の公式Xも、追悼コメントを投稿しました。

「TVアニメ『ナイツ&マジック』でキャラクターデザイン、総作画監督を務められた桂憲一郎さんが、令和8年9月30日に逝去されました。桂憲一郎さんがこれまで本作に注いでくださった多大なるご尽力に、心より感謝申し上げます。故人のご功績に敬意を表するとともに、スタッフ・関係者一同、謹んでご冥福をお祈りいたします」