『GTA 6』は実在の政治家を直接風刺せず!Rockstar Gamesが明かす「具体的すぎるネタはすぐ古くなる」

『グランド・セフト・オートVI』(Grand Theft Auto VI)は、アメリカの社会や文化、政治現象を風刺するシリーズ恒例のスタイルを引き継ぐ。一方でRockstar Gamesは、本作では実在する特定の政治家や事件、政治運動を直接モデルにせず、架空のキャラクターや状況を通じて現代的なテーマを描く方針を明らかにした。

Rockstar Gamesのナラティブ担当シニア・バイスプレジデント、ルパート・ハンフリーズ(Rupert Humphries)は、『LOVE Magazine』のインタビューで、「歴代の『GTA』を振り返っても、国家レベルの政治問題に大きく焦点を当てたことは、実のところほとんどありません。『グランド・セフト・オートIV』では、国土安全保障体制の台頭と『愛国者法』がかなり重要な位置を占めていましたが、それは主に9.11後のニューヨークが、そうした問題の最前線だったからです」と語った。

さらに、『GTA』は開発期間が長いため、現実の政治をネタにしすぎると、ゲームが実際に発売される頃には時代遅れになってしまう可能性が高いと説明した。

「発売された瞬間に、その時代を強く感じさせるゲームにしたいと思っています。ただし、現実世界をそのままコピーしたものにはしたくありません。そのため、特定の人物や事件、政治運動などを、あまりにも具体的に風刺することは避けています」

そこで『GTA 6』では、フロリダの文化を再構築することに重点を置くという。ハンフリーズによれば、さまざまなキャラクターや地域対立、「文化戦争」を通じてレオナイダ州に息づかいを与え、政治的なテーマは選挙看板や陣営からの自動音声電話、ラジオの政治広告、政治トーク番組などを通じて世界に溶け込ませる。

「こうした物語を伝える方法はいくらでもあります。プレイヤーがキャラクターと直接対面してやり取りする必要はありません。選挙看板を目にしたり、選挙陣営から自動音声電話がかかってきたり、ラジオで政治広告を耳にしたりするかもしれません」とハンフリーズは話している。

『GTA 6』は、日本では2026年11月19日にPS5とXbox Series X|S向けに発売予定。