次世代Xbox計画の全貌が徐々に見え始めるなか、マイクロソフトのProject Helixは、従来型の家庭用ゲーム機1台にとどまらず、コンソール、携帯デバイス、PCを網羅する“デバイスファミリー”になるようだ。
『Windows Central』が入手した社内会議の書き起こしとメモによると、XboxのCEOであるアシャ・シャルマは、第10世代ハードウェアの構想をさらに説明。家庭用ゲーム機が今後もエコシステム全体の中核を担うと改めて強調した。

「第10世代では、デバイスファミリー全体へと移行します。すべての人に適した単一のデバイスは存在しません。もちろん、まずは素晴らしいコンソールを投入しますが、多くのプレイヤーが外出先でもゲームを楽しむことは分かっています」とシャルマは語った。
この発言から、Project HelixではXbox Series Xの後継機に加え、Steam Deckのような携帯型ゲームデバイスも展開される可能性があるとみられている。マイクロソフトは2025年、ASUSと共同でROG Xbox Allyシリーズを発売しており、携帯ゲーミングPC市場の感触を探る重要な一歩だったとも受け止められている。
シャルマは続けて、「私たちが世界で最も得意とし、自社で製造できる製品もあれば、パートナーとの共同開発を選ぶ製品もあります。そのため、計画が具体化するにつれて、さらに多くの情報をお伝えしていきます。OSの仕上がりもどんどん良くなっており、非常にワクワクしています」と説明した。
この発言は、将来のXboxデバイスの一部をサードパーティーのハードウェアメーカーが手掛ける可能性も示唆している。Project HelixはNintendo Switchを模倣した単一のハイブリッド機ではなく、XboxのOSとサービスを軸に、XboxとPCのゲームをどちらもプレイできるハードウェアプラットフォームに近いものとなりそうだ。

さらに社内文書では、PC版XboxとBattle.netにも言及。Battle.netランチャーのユーザー定着率については、「Steamとほぼ肩を並べる」とまで記されていたという。マイクロソフトがPCゲーム市場での存在感を拡大し続けるなか、Project Helixではハードウェアの多様化だけでなく、Windows、Xbox PC アプリ、Battle.net、ゲームライブラリをどう統合するかも重要なポイントになる。
シャルマは同時に、Xboxがコンソールの枠を超えて事業を広げるには、まず既存のコアプレイヤーをしっかり支える必要があると強調した。マイクロソフトが家庭用ゲーム機、携帯機、PCデバイスで統一された直感的なユーザー体験を実現できれば、Project Helixは次世代Xboxの立ち位置そのものを塗り替える存在になるかもしれない。
via: Windows Central