(画像:Pinterest)
トム・クルーズ主演の『The Digger』は、最近の映画の中で最も興行成績が良い作品ではないものの、話題性では間違いなくトップクラスだ。巨額すぎる製作費と振るわない興行収入、そして真っ二つに割れた評価が、ここ数日で何度もニュースを騒がせている。それでも、本作を愛する観客たちは好意的な声を広めることを諦めていない。その中にはトム・クルーズの業界仲間も含まれており、名監督やスターたちが続々と『The Digger』への支持を表明している。

(画像:アン・ハサウェイのLetterboxd)
先週、本作を手がけたアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の友人であるアルフォンソ・キュアロンとギレルモ・デル・トロが真っ先に声を上げ、映画史には「公開当初は不当に酷評された、あるいは興行的に惨敗したものの、後に再評価された」名作が数多くあると観客に呼びかけた。そして今週は、アン・ハサウェイらが援護射撃に加わっている。
トム・クルーズと『デイズ・オブ・サンダー』続編で共演予定のハサウェイは、先日自身のLetterboxdアカウントにレビューを投稿。「この素晴らしい映画が大好き! ウィットに富み、トリップ感があり、挑発的なのにユーモラスで、しかも野心に満ちている。時間をかけて観て、自分が好きかどうかを自分自身で判断するだけの価値が絶対にある。私にとっては? 文句なしの10点満点」と絶賛した。
(画像:ジェーン・フォンダのInstagram)
大ベテランのアカデミー賞女優ジェーン・フォンダも10月8日、Instagramで本作を大絶賛。「友人たちと一緒に『The Digger』を心から楽しみました。トム・クルーズとアレハンドロ・イニャリトゥに敬意を! 昨日の午後4時半、友人たちと『The Digger』を観に行きました。劇場はほぼ満席で、とてもうれしかった。『The Digger』は引き込まれるような、勇敢で意義深い映画です。真の映画芸術家であり、アカデミー賞受賞歴を持つメキシコ人監督、アレハンドロ・イニャリトゥによって生み出されました。この作品では、トム・クルーズの大胆な新たな一面を見ることができます。この役に挑むことは、彼にとって大きな冒険だったはず。それを見事にやり遂げ、並外れた勇気を見せてくれました。彼は全身全霊、100%の力で役に飛び込んでいます。ジョン・グッドマン、リズ・アーメッド、ジェシー・プレモンスも同じです。この映画は新鮮かつ大胆な手法で、気候危機への関心を呼び覚まします。口コミによって、もっと多くの人にこの映画が届くことを心から願っています。創造性という点で、これまで目にしてきたものをはるかに超え、同種のどの作品よりも真実に近づいているからです。製作に携わったすべての人に、心からのハグとキス、そして拍手を! トムとアレハンドロ、その勇気を貫いて!」と熱いメッセージを送った。
(画像:グレン・パウエルのInstagram)
トム・クルーズと『トップガン マーヴェリック』で共演したグレン・パウエルも称賛のコメントを投稿。「これほど圧倒される映画体験を劇場で味わえることは、めったにない。革新的な映像スペクタクル、恐れを知らない演技、そして映画界の二大巨匠、トム・クルーズとアレハンドロ・イニャリトゥが注ぎ込んだ情熱。二人は一切妥協することなく、独自の芸術的ビジョンを形にしている。純粋な映画の喜びであり、時代を超えて残る作品になるはずだ」とつづった。

(画像:ロン・ハワードのX)
アカデミー賞監督のロン・ハワードも称賛の声を上げた。「あらゆる面で見事だ。絶妙なひねりも、卓越した演技も、すべてが素晴らしい。トム、『The Digger』での君の演技は、実際に観て、考え、深く語り合ってこそ、その真価が分かる。驚きと見事な創作上の決断に満ちた、めったに出会えない偉大な作品だ。最高だよ」。さらに、トム・クルーズと『コラテラル』で組んだマイケル・マン監督も、『The Digger』でのクルーズの演技を「この上なく並外れている」と評している。
これほど発言力のある業界の大物たちがこぞって声援を送ったことで、トム・クルーズが2027年のアカデミー賞で主演男優賞に輝くわずかな可能性も、一気に少しだけ上がったのかもしれない。