ハーゲンダッツはなぜ新作フレーバーが多い? 韓国のXユーザーがうらやむ投稿に注目 「世界で3カ国しかない工場の1つが国内にある」

米食品大手ゼネラル・ミルズが北米以外で展開するプレミアムアイスクリームブランドハーゲンダッツ(Häagen-Dazs)。誕生から60年以上にわたり、世界中のアイス好きを魅了してきました。

国内では季節や地域に合わせた限定フレーバーが続々と登場しており、海外のファンからうらやましがられることもしばしば。そんな中、韓国のXユーザーが、国内ではなぜ次々と多彩な新作フレーバーが発売されるのかと投稿しました。ほかの国ではバニラやクッキー&クリームなどの定番ばかりに見えるとして疑問を投げかけたところ、多くの共感が寄せられています。

話題のきっかけとなったのは、ファミリーマートが告知したハーゲンダッツ パパパパンプキンタルトです。定番フレーバーに加え、季節やイベント、国内の消費者の好みに合わせた限定商品がたびたび投入される充実ぶりに、海外のファンからは「うらやましい!」との声が上がりました。

投稿した韓国のXユーザーは、なぜ国内のハーゲンダッツは絶えず新しいフレーバーを発売する一方、ほかの国ではバニラやクッキー&クリームといった定番商品ばかりが繰り返し販売されるように見えるのかと、率直な疑問をつづっています。

この投稿には、「韓国でも売ってほしい」といった共感の声が続出。同じブランドでありながら、国によって商品のラインアップに大きな違いがあることに驚く人も見られました。

一方、国内のXユーザーからは「海外ではそんなに種類が少ないのか」と驚く声も。食への好奇心が強く、新しい味を試したいという需要があるため、メーカー側も新作を投入して市場の反応を確かめやすいのではないか、という見方が寄せられています。

また、ハーゲンダッツの工場があるのは、日本、アメリカ、フランスの世界3カ国だけだという指摘も。アジアの多くの地域で販売されている商品は、距離的に近い国内工場ではなく、最大規模のフランス工場で生産されているといいます。国内向け商品は、ハーゲンダッツ、サントリーホールディングス、タカナシ乳業の合弁会社であるハーゲンダッツ ジャパンが製造しており、アメリカやフランスとは異なる体制になっています。

海外のユーザーからは、これもハーゲンダッツの販売戦略の一環だとの意見が上がりました。生産や開発体制の違いもあり、工場が置かれている3カ国では、いわゆる「期間限定」の新作フレーバーを楽しめる機会が多いようです。

さらに、国内で販売されている『グリーンティー』は、本社を説得して商品化にこぎ着けるまで約7年を要したとされるエピソードも紹介されました。何気なく手に取っている個性派フレーバーの裏には、想像以上に長い開発の歴史が隠れているのかもしれません。

食品や飲料をはじめ、さまざまな商品でおなじみの「期間限定」という言葉。新鮮さを演出できるだけでなく、「今買わなければ、もう出会えないかも……」という心理をくすぐるため、普段とは違う味に手を伸ばすきっかけにもなります。限定と聞くと弱い――そんな人も多いのではないでしょうか。

ただし、各国におけるハーゲンダッツのラインアップは、現地の需要だけでなく、商品開発の方針や販売戦略など、さまざまな要因によって決まります。消費者の好みだけで単純に決まるものではないようです。

今回の話題は、同じブランドでも国によって購入できるフレーバーや商品の種類が大きく異なることを、あらためて浮き彫りにしました。新作や季節限定商品が次々と店頭に並ぶ光景は、もはや見慣れたもの。しかし海外のファンにとっては、多彩な限定フレーバーを継続的に楽しめる環境そのものが、なんともうらやましい“神ラインアップ”なのかもしれません。

via: X@soyeebn