なぜ高尾山はアニメに頻出する? ミシュラン三つ星の人気スポット、その魅力に納得

アニメファンなら、一度は「聖地巡礼」という言葉を耳にしたことがあるはず。作品の舞台やモデルとなった場所を訪れ、画面の中で見た風景を現実世界で探すのも、ファンならではの楽しみです。

漫画やアニメでは、キャラクターたちが東京近郊の「高尾山」へ登山やハイキングに出かけるエピソードがたびたび描かれます。一方、関東圏以外で暮らしていると、高尾山がなぜそれほど人気なのか、いまひとつピンとこない人もいるかもしれません。そんな中、あるXユーザーが「なぜ創作作品にはこんなに高尾山が登場するのか」と疑問を投稿。高尾山が愛される理由について、さまざまな声が寄せられました。

近年では、『Re:ステージ! ドリームデイズ♪』『ヤマノススメ』『日々は過ぎれど飯うまし』などのアニメにも高尾山が登場。都心からアクセスしやすく、気軽に足を運べる登山スポットとして描かれています。

話題のきっかけとなった投稿者は関西出身。数多くの漫画やアニメで高尾山が観光スポットとして登場し、その出番の多さはトップクラスではないかと指摘しています。「みんな、どうしてそんなに高尾山が好きなんだ……?」と素朴な疑問を投げかけました。

これに対し、多くのユーザーが高尾山の魅力を紹介。特に目立ったのが、抜群のアクセスの良さです。新宿駅から京王線を利用すれば、高尾山口駅まで約1時間。車がなくても、思い立ったら気軽に登山へ出かけられます。

高尾山の標高は約599メートルで、登山道も整備されており、難易度の異なる複数のコースが用意されています。麓から自分の足で登るのはもちろん、ケーブルカーやリフトで中腹まで移動してから山頂を目指すことも可能。体力や経験に合わせて攻略ルートを選べる、初心者に優しい仕様です。

あるユーザーは、高尾山を「ちゃんと山登りではあるけれど、初心者にも向いている山」と表現。コースによっては体力を使うものの、登山を体験してみたいけれど、いきなりハードな山へ挑むのは怖い……という人にはうってつけです。

また、高尾山は関東圏の一部の小学校で、遠足や校外学習の定番スポットになっているとの声も。子どものころに登った経験がある人も多く、大人になってから「久しぶりに山へ行こう」と思った際の候補にもなりやすいようです。

もちろん、高尾山の魅力は登山だけではありません。コースの選択肢が豊富なため、上りと下りで別の道を選び、それぞれ異なる自然や景色を楽しむこともできます。予定や体力に合わせて、さまざまな楽しみ方ができるのもポイントです。

山中や周辺にはビアガーデンや飲食店、温浴施設などもあり、登山と一緒にグルメや休憩も満喫できます。ユーザーからは、高尾山は単なる登山スポットではなく、設備が充実した家族や友人同士でも楽しめるレジャースポットだという声も寄せられました。

さらに、高尾山は2007年にミシュランの旅行ガイドで三つ星評価を獲得。これをきっかけに知名度がさらに上がり、登山客も増加したといわれています。

一方で、高尾山における登山事故についても話題に。救助要請の中には、登山者が体力を使い果たして自力で下山できなくなったり、登山に向かない靴を履いて足をひねったりするケースもあるそうです。アクセスしやすく、難易度も比較的低い山とはいえ、油断は禁物。歩きやすい靴を用意し、自分の体力に合ったコースを選ぶなど、事前の準備はしっかりしておきたいところです。

関東圏で暮らす人にとって、高尾山は子どものころからおなじみの遠足スポットかもしれません。しかし、ほかの地域に住んでいると、その人気の理由は意外と分かりにくいもの。都心からのアクセス、豊富な登山コース、美しい自然、充実した周辺施設と、その魅力を並べてみれば、漫画やアニメに何度も登場するのも納得です。

東京近郊で気軽に登山やハイキングを楽しみたいときは、高尾山を候補に入れてみてはいかがでしょうか。

via: X@hatohirotaka