※以下、『ランタンズ』最終回のネタバレを含みます※
※以下、『ランタンズ』最終回のネタバレを含みます※
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『オールスター:スーパーマン』(All-Star Superman)や『グリーン・ランタン』(Green Lantern)を手がけたDCコミックスのベテラン作家グラント・モリソンが、自身のコラム『Xanaduum』でDCユニバースのドラマ『ランタンズ』(Lanterns)を論評。主演2人が作品を支えたと高く評価する一方、登場人物の行動が招いた結果を描かなかった最終回について、星間法執行機関というグリーンランタン・コァの基本設定に反していると批判した。

モリソンによると、『ランタンズ』がドラマとして成立した最大の理由は、カイル・チャンドラーとアーロン・ピエールの演技にあるという。中でも、カイル・チャンドラー(ハル・ジョーダン役)の演技を絶賛している。
「『ランタンズ』がドラマとして成功したのは、ほぼ主演2人のおかげだ。特にハル・ジョーダンを演じたカイル・チャンドラーが素晴らしい。優秀な脇役陣にも助けられているが、この作品を本当に支えているのは主演2人と、彼らの間に生まれる化学反応や魅力だ。そう考えると、『TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ』と比較するのも、あながち間違いではないのかもしれない!」

しかし、ハルがケリー保安官の息子の正体がマンハンターだと突き止めた末、ケリーに射殺されながら、その後は何の追及も行われなかった。この展開こそ、モリソンが最も納得できなかった部分だ。
「この事件には何らかの反応があってしかるべきだ。そうでなければ、グリーンランタン・コァが一体どこをどう見れば星間法執行機関なのか、視聴者には本当に理解できない。ガーディアンズは自分たちのエージェントが殺されても構わないのか? ほかの法執行官たちも事件を完全に無視し、犯人を野放しにするというのか?」
脚本家のトム・キングは以前、ケリーは自分の犯したことを背負って生き続けなければならず、それだけで十分な罰になると説明していた。しかし、モリソンはこの見解に同意していない。
「私はこのドラマを見た。ケリーの取り乱し方は、精神的に極めて不安定に見えるものだった。しかも彼女は一時の怒りに駆られ、スーパーヒーローの頭を撃ち抜いた。ジョン・スチュワートもマンハンターを逃がしている。いつか世界を滅ぼすかもしれないと分かっていながらだ」
モリソンにとって、こうした展開はグリーンランタン・コァが担う法執行の責務に照らして検証されるべきものだ。さらに、こう切り捨てている。「このドラマが描いているのは、個人の掟に従って行動する覆面の自警団ではない。惑星間司法機関に仕える、奇妙な宇宙警察たちだ。そんな作品の結末としては、道徳的にも法的にも筋が通っていない。自ら描いた物語がもたらすはずの結果から逃げ、このシリーズの基本設定まで裏切っている」