DCスタジオの新作『クレイフェイス』(Clayface)が、日本では2026年10月30日に公開予定だ。しかし前売り券の販売が始まると、早くも北米興行の先行きに注目が集まっている。興行収入追跡フォーラム『Box Office Theory』の集計によると、同作の同時期における前売り成績は、日本で2026年6月26日に公開され、北米初週末興収3800万ドルを記録した『スーパーガール』(Supergirl)を約80%下回っている。現時点で、DCユニバース映画として最も低調な前売りスタートだという。

ただし、『スーパーガール』はPG-13指定のスーパーヒーロー映画。一方の『クレイフェイス』は、R指定のボディホラー作品であり、想定される観客層は異なる。
そこで報道では、ザック・クレッガー監督の『バイオハザード』(Resident Evil)とも比較。その結果、『クレイフェイス』の同時期の前売り成績は約66%下回っていることが分かった。両作はともにホラー映画で、ターゲット層も比較的近いだけに、この差は無視できない。現在の追跡データでは、北米初週末興収が2000万ドルを割り込む可能性も浮上している。ただし、前売りの数字が最終的な興行成績に直結するとは限らず、今後の伸び次第で状況が変わる余地はある。
報道によれば、『クレイフェイス』の製作費は約4000万ドル、マーケティング費は推定3000万ドル。海外メディアは、採算を取るには世界興収が1億ドル近くに達する必要があると試算している。北米でスタートダッシュを切れなければ、海外市場と公開後数週間の粘りがより重要になる。特に観客の口コミが、その後の動員を押し上げられるかが鍵となりそうだ。

監督はジェームズ・ワトキンス、脚本はマイク・フラナガンとホセイン・アミニが共同で手掛け、トム・リース・ハリーズが主演。プロデューサーにはマット・リーヴス、ジェームズ・ガン、ピーター・サフランが名を連ねる。
物語の主人公は、ゴッサム・シティ出身の俳優マット・ヘイゲン。ハリウッドスターとなった彼は、犯罪組織のボスによって顔を破壊され、所属チームからも見捨てられてしまう。元の姿を取り戻すため最先端の治療に望みを託すが、次第に現実を認識する力を失い、制御不能の復讐へ突き進んでいく。
『スーパーガール』が興行的に振るわず、DCユニバースの今後の作品に商業的なプレッシャーがかかるなか、『クレイフェイス』が口コミと海外興収で前売りの出遅れを挽回できるかに注目が集まる。さらに『Man of Tomorrow(原題)』まで十分な利益を上げられなければ、DCユニバースの今後の製作方針は再検討を迫られる可能性がある。
via: CBM