Rockstar Games、『GTA 6』後の新作は「もう8年待たせない」 開発基盤を継承、『レッド・デッド・リデンプション3』に熱視線

Rockstar Gamesの『グランド・セフト・オートVI』(Grand Theft Auto VI)は、日本では2026年11月19日発売予定。前作『レッド・デッド・リデンプション2』(Red Dead Redemption 2)の発売から、実に8年が経過することになる。次回作もまた何年も待つことになるのか。そんなプレイヤーの懸念に対し、同社幹部はこのほど、『GTA 6』の開発で築いた技術基盤を今後も活用できるため、新作の制作期間を大幅に短縮できる可能性があると語った。ただし、次回作が何になるのかは明かされていない。

『GTA 6』の開発過程を追った『ブルームバーグ』(Bloomberg)の特集記事によると、Rockstar Gamesの共同開発責任者フィル・フッカー(Phil Hooker)は、次のように語っている。

「このプロジェクトで築いたエンジン、ツール、チームによって、今後はよりスピーディーに仕事を進められます」。次回作では技術や規模を際限なく拡大する必要はなく、すでに完成した成果を活用することで、より多くのリソースを魅力的なゲームコンテンツの制作に振り向けられるという。

もうひとりの共同開発責任者アーロン・ガーバット(Aaron Garbut)も、「このプロジェクトでは、多くのものを根本から作り変えました。しかし、その作業はもう完了しています。次回、それを解体して一から作り直すことはありません」と補足。つまり、『GTA 6』のために長い年月をかけて構築された開発環境は、作品ごとに作り直されるのではなく、Rockstar Gamesが今後新作を手がけるうえでの重要な土台になるということだ。

『ブルームバーグ』は今回の状況を、2001年に『グランド・セフト・オートIII』が発売された当時になぞらえている。同作で初めて3Dオープンワールドへ移行した際の技術的成果を生かし、Rockstar Gamesは翌年に『グランド・セフト・オート:バイスシティ』(Grand Theft Auto: Vice City)を世に送り出した。

『GTA 6』でも同様に大規模な技術刷新が完了したことから、今後は既存の開発基盤を使って別の『グランド・セフト・オート』作品を制作し、舞台を異なる都市へ移す可能性も取り沙汰されている。ただし、現時点ではあくまで憶測にすぎない。

一方、プレイヤー待望の『レッド・デッド・リデンプション3』について、Rockstar Gamesは現在まで開発計画を正式発表していない。共同創業者で元リードライターのダン・ハウザー(Dan Houser)は以前、第3作が「登場する可能性は高い」との見方を示していた。『レッド・デッド・リデンプション2』でアーサー・モーガンを演じたロジャー・クラーク(Roger Clark)も、「いつか『レッド・デッド・リデンプション3』を目にすることになると確信しています。ただ、それがいつになるのかはまったく分かりません」と発言。ただし、アーサーの物語はすでに完結しており、再登場は期待しないでほしいとも語っている。

クラークはその後、『IGN』のインタビューで、自身が内部情報をつかんでいるわけではないと説明。この予想は、『レッド・デッド・リデンプション2』が6000万本を超えるセールスを記録したことや、テイクツー・インタラクティブが『グランド・セフト・オート』と『レッド・デッド・リデンプション』の両シリーズを今後も展開していく意向を公にしていることに基づくものだという。

Rockstar Gamesの経営陣が開発効率の向上に自信を見せているとはいえ、続編の制作が確定したわけではなく、ましてや次回作が近いうちに発売されることを意味するものでもない。次に登場するのは『グランド・セフト・オート』の新章か、『レッド・デッド・リデンプション3』か、それとも完全新作なのか。正式発表を待ちたい。

via: Bloomberg