


今回製作するのは、BANDAI SPIRITSから発売された『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』シリーズの「MG 1/100 ガンダムバルバトスルプス」です。
友人が製作していたものですが、両腕の塗膜が厚くなりすぎたうえ、組み立て前のクリアランス調整も忘れていたため、関節を動かした際に負荷が集中。両腕の軸が見事に折れてしまいました。
破損状態を確認したところ、ジャンクパーツを別途用意しない限り、軸打ちして接着固定するしかありません。ただし、この方法では両腕の可動が失われます。友人に相談すると、完成後はディスプレイするだけなので問題ないとのこと。そこで、この方法で修復することになりました。
報酬は特大ボトルのお茶1本。塗料は友人が用意してくれたため、こちらは塗装と修復作業を担当し、両腕が折れたガンダムバルバトスルプスを完成へと導きました。
▼【MG 1/100】折れた両腕を救え!BANDAI SPIRITS「ガンダムバルバトスルプス」
▼ガンダム・バルバトスルプス最大の特徴といえば、やはり大胆に露出した内部フレーム。塗装するとなれば、隅々まで色を入れたくなります。

▼フレームのメインカラーには、友人が用意したGSIクレオスの黒鉄色を使用しました。

▼背面。

▼目にはキット付属のシールを使用しています。

▼ゴールドは複数の色味を使い分けています。友人が用意したのはガイアカラー 122 スターブライト ゴールドのみだったため、こちらでガイアカラー 010 ブライトゴールドを追加。主に油圧シリンダーのスリーブや動力パイプへ使用しました。

▼腰部と胸部も異なる色で塗り分け、パーツごとの情報量を高めています。

▼背面から見ると、色分けの違いがよりはっきりと確認できます。

▼破損したのは、両腕の肘関節にある軸パーツです。軸打ちと瞬間接着剤を併用し、可能な限り修復しました。

▼油圧シリンダーのスリーブにはガイアカラー 010 ブライトゴールドを使用。シルバー部分はキット本来の成形色を生かしています。

▼脚部の動力パイプも、ガイアカラー 010 ブライトゴールドで塗装しました。

▼肘の軸は折れてしまいましたが、両腕を水平まで上げることは可能です。

▼手首は元の塗装に合わせて白を筆塗りする予定でしたが、友人から「そこまでしなくていい」との要望があったため、単色で仕上げました。

▼手首と前腕をつなぐパーツは、塗装前に必ずクリアランスを調整しましょう。塗膜が厚いまま差し込んで回すと、軸が折れる危険があります。本当に折れます!

▼MGならではの可動性能については、あらためて説明するまでもありません。基本的なポーズは難なく決まります。

▼脚もしっかりと高く上げられます。

▼頭部を左右へ振れる範囲は、想像していたほど広くありません。

▼頭部の接続には、小さなボールジョイントが採用されています。

▼このような関節は無塗装で仕上げるのがおすすめです。どうしても塗装する場合は、ボール部分をマスキングして塗料が付着しないようにしましょう。自分で製作する際は、こうした関節には手を加えず、キットの成形色をそのまま生かしています。

▼塗膜が厚くなりすぎると、組み立て時の勘合が極端にきつくなります。その状態で無理に回せば、軸が耐えきれず折れてしまうことも。BANDAI SPIRITS製のパーツだからといって、強度を過信するのは禁物です。

▼頭部を下へ向けた状態。

▼ガンダム・バルバトスルプスで特に気に入っているのが、この腰部のデザインです。

▼細身の腰部ながら、左右への回転もしっかり確保されています。

▼あおり気味のアングルからもう1枚。

▼折れた肘の軸は可能な限り修復して目立たなくしましたが、瞬間接着剤の跡がわずかに残っています。

以上、内部フレームの紹介でした。続いて、簡単なスタジオ撮影写真をお届けします。今回は赤、黄、青にメタリックカラーを使わず、友人の希望どおりGSIクレオスのラッカー塗料3色をベタ塗りしました。塗膜の強度を確保するため、塗装後には光沢クリアーも吹いています。肘の軸が折れているため腕を曲げられず、撮影時のポーズは控えめです。預かり物ということもあり、無理に動かすことは避けました。それでは、立ち姿を中心とした撮影写真をご覧ください。
▼立ち姿を中心としたスタジオ撮影写真。














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