(画像提供:ソニー・ピクチャーズ)
『007 スカイフォール』(Skyfall)の名匠サム・メンデス(Sam Mendes)が手がけるザ・ビートルズの伝記映画4部作。先日には共同プロデューサーのピッパ・ハリス(Pippa Harris)が、4作を一挙に同時公開したいとの強い意向を明かしたばかりだが、今度は米メディア「ハリウッド・リポーター」(THR)がさらに踏み込んだ記事を掲載。配給を担うソニー・ピクチャーズが現在検討している、具体的な公開プランを報じた。

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まず前提として、本作はすでに撮影が進んでおり、4作品を同時に撮影している。4部作となる理由は、それぞれ異なるメンバーを主人公に据え、各作品で1人の視点から物語を描くためだ。その異例の構成と題材から、メンデスとソニーは全4作を全米で2028年4月7日に同時公開する方針を掲げている。
しかし、こうした公開方法は映画史上でもほぼ前例がなく、具体的にどう実現するのかに注目が集まっている。「ハリウッド・リポーター」の取材によると、ソニーは現在、複数の公開プランを検討中。そのひとつが、各作品の興行収入を個別に発表せず、4作分を合算して報告するというものだ。これなら、観客の多くが人気の高い特定メンバーの作品だけを選んだとしても、その差が表面化するのを避けられる。ただし同誌は、第三者の興行収入集計機関から各作品の数字がメディアに流れる可能性は残ると指摘している。
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ソニーが検討しているもうひとつの案は、4作品のチケットをまとめたセット券の販売だ。ファンに全4作分のチケットを一括購入してもらい、1作か2作だけを選んで鑑賞するケースをできる限り減らす狙いがある。「ハリウッド・リポーター」の情報筋によれば、ソニーは4作品に決まった鑑賞順があると思われることも避けたいという。宣伝では、このシリーズに唯一の正しい鑑賞順は存在しないと強調する方針だ。ただし情報筋は、いずれの案もまだ正式決定ではなく、今後変更される可能性があると念を押している。
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キャストと配役は、バリー・コーガン(リンゴ・スター役)、ジョセフ・クイン(ジョージ・ハリスン役)、ポール・メスカル(ポール・マッカートニー役)、ハリス・ディキンソン(ジョン・レノン役)、アンナ・サワイ(レノンの2人目の妻、オノ・ヨーコ役)、シアーシャ・ローナン(ポール・マッカートニーの最初の妻、リンダ・イーストマン役)、エイミー・ルー・ウッド(ハリスンの最初の妻、パティ・ボイド役)。
脚本陣には、『教皇選挙』(Conclave)のピーター・ストローハン(Peter Straughan)、『フォードvsフェラーリ』(Ford v Ferrari)の共同脚本家ジェズ・バターワース(Jez Butterworth)、『アドレセンス』(Adolescence)のジャック・ソーン(Jack Thorne)、メンデス監督の『1917 命をかけた伝令』で脚本を務めたクリスティ・ウィルソン=ケアンズ(Krysty Wilson-Cairns)が名を連ねる。さらに本作は、ザ・ビートルズの公式音楽使用権を得た映画史上初の劇映画となる。