CD PROJEKT RED、『サイバーパンク』実写映画はゲームをそのまま描かないと明言「この世界で起きる物語を語りたい」

CD PROJEKT REDの共同CEO、ミハウ・ノヴァコフスキがこのほど、ポーランド通信社の経済部門「PAP Biznes」のインタビューに応じ、パラマウントと共同開発する『サイバーパンク』の実写映画について語った。新作は『サイバーパンク2077』のストーリーを直接映画化するのではなく、既存の世界観を生かした完全新作になるという。

ノヴァコフスキは「Anonymous Contentとの契約期間が終了し、その間にパラマウントと組む機会が生まれました。そこで私たちは、『サイバーパンク』の実写映像化プロジェクトを新たな形で進めることにしました」と説明した。

さらに、「現時点で言えるのは、ゲームをそのまま映画化するつもりは一切ないということです。『サイバーパンク』の世界で起きる物語を描きたいと考えていますが、ゲームのストーリーを一対一でスクリーンに移す作品にはなりません」と明言。登場人物やストーリー、製作スケジュールについては、両社の準備が整い次第、さらなる情報を発表するとしている。

CD PROJEKT REDは映画だけでなく、アニメ、コミック、トレーディングカードゲーム(TCG)などのメディアミックス展開も拡大している。2026年上半期のブランドライセンス収入は約9500万ポーランド・ズウォティで、100社を超えるパートナーとの事業から生み出されたという。

ノヴァコフスキによると、ライセンス収入は提携先の精算時期によって変動するものの、同社はこの事業を長期的に成長させたい考えだ。新作ゲームを待つ間も、プレイヤーが同社の作品や世界観に触れ続けられる環境を目指している。

Netflixで2026年10月20日より世界独占配信される『サイバーパンク: エッジランナーズ2』についても言及。2022年に配信された前作は『サイバーパンク2077』の売り上げを押し上げ、配信から数カ月が経過した後も、それ以前を上回る販売水準が続いたという。同社は続編を通じ、アニメファンをゲームへ呼び込むと同時に、既存プレイヤーを再び引き戻したいとしている。


『サイバーパンク2077』の世界累計販売本数が4000万本を突破したことについても、ノヴァコフスキはさらなる成長の余地があるとみている。累計2億3000万本以上を売り上げた『グランド・セフト・オートV』を例に挙げ、同作にはマルチプレイヤーモードという大きな違いがあることを認めつつも、若い世代や新規プレイヤーの参入によって、『サイバーパンク』と『ウィッチャー』シリーズは今後も長期的に売り上げを伸ばせるとの見方を示した。

via: PAP Biznes