2026年第16回関渡国際アニメーション映画祭が10月25日開幕!『無名の人生』などを無料上映

第16回関渡国際アニメーション映画祭が、2026年10月25日から10月31日まで国立台北芸術大学の芸文生態館で開催されます。会場での作品上映や多彩なトークイベントは、すべて入場無料です!


△第16回関渡国際アニメーション映画祭のメインビジュアル。国立台北芸術大学アニメーション学科の学生・黃子瀚がデザインを手掛け、映画祭のマスコット「関渡ドッグ」に新たな魅力を吹き込んでいます。プロモーション映像はこちら!https://www.youtube.com/watch?v=oouOabmr_4E

今年の関渡国際アニメーション映画祭では、『Praying Mantis』で2025年金馬奨、2026年オタワ国際アニメーション映画祭を制した謝文明監督が、初めてキュレーターを務めます。台湾、日本、イギリス、韓国、香港などから著名な監督や研究者を迎え、インディペンデントのアート短編から世界的巨匠の名作まで幅広く上映。アニメーション教育と制作現場の最前線を結び、豊かな創造力と国際的な視野に満ちたプログラムを展開します。

各国の才能が競い合う「KuanDog Prize」には、103の国と地域から2,390作品がエントリー。その中から60本のノミネート作品と9本の招待作品が選出され、最優秀アニメーション賞、最優秀学生アニメーション賞、台湾特別賞、台湾学生賞、台湾音楽賞を競います。

  • キュレーター特集:謝文明監督作品集×名優・陳淑芳

本映画祭の大きな見どころとなるのが、キュレーターを務める謝文明監督の特集上映です。手描きならではの筆致で人間の本性を風刺的に描き、強烈なホラーと異色の世界観で知られる謝監督。初期作品『Meat Days』『Present』から、近年高い評価を集めた『Night Bus』『Praying Mantis』までを通して、その怪奇と恐怖に満ちた美学の変遷に迫ります。上映後には、2作品で声優としてタッグを組んだ金馬奨受賞俳優・陳淑芳を迎え、業界トークで濃密な対談を繰り広げます。


  • オープニング作品『Death Does Not Exist』

映画祭の幕開けを飾るのは、カナダのフェリックス・デュフール=ラペリエール監督によるシュールレアリスム・ファンタジー長編『Death Does Not Exist』です。仲間を裏切ったことで記憶の傷に囚われた主人公を軸に、現実と幻想が交錯する物語を通して、生と死、愛と欲望への執着を問いかけます。2025年カンヌ国際映画祭「監督週間」に選出され、アヌシー国際アニメーション映画祭ではオリジナル音楽部門の審査員特別賞に輝きました。

  • クロージング作品『A Mighty Adventure』

クロージングを飾るのは、2025年金馬映画祭に選出された香港のアニメーション監督・袁建滔による3D長編『A Mighty Adventure』です。台湾の街並みを実写で捉え、パントマイムのような演技を見せる昆虫たちを組み合わせることで、日常の風景をスリリングな大冒険へと一変させます。小さな昆虫たちの視点で描かれる旅は、自分自身を見つめ直す物語でもあります。上映後にはプロデューサーの陳怡菁が登壇し、制作の舞台裏を語ります。

△オープニングを飾る、カンヌ国際映画祭選出のフェリックス・デュフール=ラペリエール監督作『Death Does Not Exist』(左)。クロージングには、袁建滔監督による金馬奨ノミネート作品『A Mighty Adventure』(右)が上映されます。


注目のオープニング&クロージング作品に加え、国際交流、教育、実験表現、現代社会のテーマを横断する多彩な特集プログラムも用意されています。

オープニングイベント:山村佑理によるフィジカルパフォーマンス&スケッチワークショップ

映画祭の開幕に合わせ、現代サーカスアーティスト兼ジャグラーの山村佑理がオープニングパフォーマンスを披露。アニメーション学科の学生が参加する身体表現ワークショップとスケッチイベントも開催されます。 

山村浩二監督特集上映&アフタートーク

世界各国で150もの賞を獲得してきた実験アニメーションの巨匠・山村浩二監督が登壇。独自のアニメーション芸術に対するビジョンを語るとともに、2002年から現在までの代表作を集めた特集プログラムを上映します。

台湾クリエイター講座&トークセッション

第12回フランス・アルル短編映画祭の公式メインビジュアルを手掛けた劉婉琳監督が、演出からポストプロダクションまでの制作経験を紹介。2023年金馬映画祭選出の短編アニメーション『鷺鷥河』も上映されます。このほか、謝文明監督作品集、親子から支持を集める『阿甯咕大戰想像蟲!』シリーズの史明輝監督によるIPコラボレーション講座も実施。『熱帯複眼』で金馬奨最優秀短編アニメーション賞を受賞した現代アーティストの張徐展は、台湾の民俗工芸と現代映像芸術を融合させた制作の歩みや、実験アニメーションの可能性を語ります。さらに、『軌跡的拓片』などがアヌシー国際アニメーション映画祭やサンダンス映画祭に選出された鍾承旭監督が、鮮烈で奔放な作家性を世界へ届けるための創作論を披露します。

昨年好評を博した国立台北芸術大学アニメーション学科の卒業生特集も再登場します。幻想とリアリズムを交差させた『工』で各国の映画祭に選出された吳承筠、東京藝術大学で学ぶ許芷甄が手掛け、2025年タリン・ブラックナイト映画祭に選出された実験アニメーション『I』、さらに『Hey Dad』でアヌシー国際アニメーション映画祭とザグレブ国際アニメーション映画祭に選出された王偉帆監督による『Gardens』を上映。『Gardens』は、『蝙蝠』原画展を開催した王葳らとの共同監督作品です。映画祭の終盤には、毎年注目を集める「北芸の夜」を開催。国立台北芸術大学アニメーション学科の学生による最新作を通して、台湾の次世代クリエイターが放つエネルギーをスクリーンに映し出します。

海外クリエイター講座&トークセッション

ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)のアニメーション修士課程からJoe Kingを招き、学生作品のセレクションを上映。分野を横断する創作活動や、実験アニメーション教育について紹介します。韓国独立アニメーション映画人協会(KIAFA)は、KIM Jinman、CHON Jiyoungらが手掛けた作品を上映し、監督たちが制作経験を語ります。さらに、鈴木竜也監督がほぼ全工程をひとりで手掛け、世界の映画祭を驚かせた長編アニメーション『無名の人生』も上映。鮮烈で長大なひとりの人生をたどります。


△台湾と日本の実験アニメーションにスポットを当てた特集プログラム。(左)劉婉琳監督による金馬映画祭選出作品『鷺鷥河』、(中央)山村浩二監督によるアカデミー賞ノミネートの代表作『頭山』、(右)張徐展監督が金馬奨最優秀短編アニメーション賞を受賞した『熱帯複眼』。3人の監督による上映と特別講座が続々と開催されます。


詳細はこちら:KDIAF公式サイト/公式Instagram 

第16回関渡国際アニメーション映画祭は、2026年10月25日から10月31日まで、国立台北芸術大学の芸文生態館で開催されます。会場での上映および講座は、すべて入場無料。アニメーションファンはもちろん、映像業界の関係者や関連学科の学生・教員も楽しめる充実の内容です。メイン会場に加え、台北当代芸術館、花蓮鉄道映画館、高雄市接納自閉症学会、大有可為公益協会、台北市関渡小学校、新北市淡海小学校、陽明交通大学、政治大学の計8施設・教育機関と連携し、巡回上映および普及プログラムも展開。年に一度のアニメーションの祭典で、映像表現がもたらす刺激に満ちた体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。

△第16回関渡国際アニメーション映画祭の全プログラム。

開催期間:2026年10月25日~10月31日

会場:国立台北芸術大学 芸文生態館

入場料:全プログラム無料

燕尾服を華麗に着こなしたメインビジュアルの「関渡ドッグ」とともに、光と映像の殿堂へ続く扉を開いてみませんか?10月25日、関渡で会いましょう!

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