麻枝准が咽頭がんを公表 緒方恵美「生きてください」 miletは『CLANNAD』の名曲を歌い祈り

ゲームブランド「Key」の中心クリエイターのひとりで、『Kanon』『AIR』『CLANNAD』『リトルバスターズ!』『ヘブンバーンズレッド』などを手掛けてきた麻枝准さんについて、Keyは19日、咽頭がんと診断されたことを発表しました。麻枝さんは病状や今後の治療について検討を重ねた末、体力を温存して創作活動に専念したいとの思いから、積極的な治療は行わず、緩和ケアを中心とした療養を続けながら創作に取り組む道を選んだといいます。

発表を受け、麻枝さんのゲームやアニメを愛するファンからは、驚きと悲しみの声、そして病状の回復を願うメッセージが相次ぎました。声優の緒方恵美さんや歌手のmiletさんも思いをつづっており、miletさんは『CLANNAD』の名曲「小さなてのひら」を歌った動画を公開しています。

 緒方さんは、麻枝さんが手掛けた『Angel Beats!』で直井文人役を演じています。Keyの発表を引用し、次のように投稿しました。

「麻枝さんの選択は、とても麻枝さんらしいと思う。でもダメだよ? あなたが創り出した世界の住人になるには、まだ早い。『自分の人生を意味あるものにするため、挑戦し続ける』。どうか身体を大切にしながら、挑戦を続けてください。お願いします。」

さらに続く投稿では、麻枝さんを案じる切実な思いを言葉にしています。

「ダメだよ。ファンのみんなに背負わせちゃダメ。生きてください。お願いします。」

心の底から「生きてほしい」と願うこの言葉。数々の作品でプレイヤーの涙腺を崩壊させてきた“泣かせの大魔王”を思う気持ちは、多くのファンや関係者も同じでしょう。

また、歌手のmiletさんも発表を受け、『CLANNAD』の名曲「小さなてのひら」を歌う動画を投稿。麻枝さんへの祈りを込め、次のようにコメントしました。

「麻枝准さん。今の私には、願って祈ることしかできません。ずっと大好きで、何度も聴いてきたあの曲を歌ってみました。実際に歌ってみると、本当に難しい曲でした。それでも、やっぱり私はこの曲が大好きです。ずっと祈っています。この曲は、もう私の人生の一部です。」

麻枝さんは積極的ながん治療を行わず、緩和ケアを中心とした療養を選択しました。限られた体力と時間を、自身が愛する音楽やシナリオの制作、『ヘブンバーンズレッド』の物語を完結へ導くための作業などに注ぐ意向です。 

発表に、ファンからは病状を心配し悲しむ声が広がっています。ゲームやアニメを通じて数え切れないほどの涙を誘ってきた“泣かせの大魔王”が、これからも心を揺さぶる作品を届けてくれることを願わずにはいられません。