『週刊少年ジャンプ』の看板作品が大再編!?完結ラッシュの未来分析

『週刊少年ジャンプ』では、最近『鬼滅の刃』『ゆらぎ荘の幽奈さん』『約束のネバーランド』『ハイキュー!!』の4作品が完結し、さらに先日発生した『アクタージュ act-age』原作者の猥褻罪による強制連載中止事件により、現在雑誌の戦力が大幅に削がれています。連載陣の半分以上が今年の新連載であり、これは集英社と『週刊少年ジャンプ』編集部にとって計り知れないほどのダメージであり、まさに暗黒期に突入したと言っても過言ではありません。



先日の一斉集合表紙の後、最新号の『週刊少年ジャンプ』表紙には新たな並びの陣容が見られました。最新の36・37合併号の表紙における各作品の代表キャラクターの配置から推測すると、現在の三本柱(あるいは五本柱)は、キャラクターの大きさ順に『ONE PIECE』『僕のヒーローアカデミア』『Dr.STONE』となっており、五本柱で数えるならば、これに『ブラッククローバー』『呪術廻戦』が加わります。

『週刊少年ジャンプ』 の各漫画の地位は、常にキャラクターが表紙を占める割合によって三本柱/五本柱の中での順位が決定されますが、上述の作品群は、今回の集合表紙において五本柱として妥当な通常の大きさの比率で描かれています。


▼2020年第36・37合併号表紙(最新号) 

次に、第二線の作品である『チェンソーマン』←(現状、完結が近いように見えます)と『アクタージュ act-age』←(強制完結)ですが、この2作品は、他の集合表紙で比例的に小さく描かれたキャラクターたちと比較して、やや大きく描かれていました。このことから、編集部がこの2作品に非常に期待を寄せていたことが伺えます。

しかし、このうち1作品は強制完結、もう1作品は完結間近の様相を呈しているため、今は通常のサイズの5作品、つまり将来的に五巨頭となる可能性のある漫画に、未来のジャンプの新世代を担ってもらうしかありません。


▼元々期待されていた『アクタージュ act-age』は、原作者の性犯罪事件により、打ち切りの運命に直面し、元々発表されていたアニメ化や舞台化も連鎖的に影響を受けました。


▼先日、販売部数300万部を突破した『チェンソーマン』も、読者からは徐々に完結の兆候が感じられています。

特筆すべきは、間もなくテレビアニメに登場する『呪術廻戦』です。作者の芥見下々先生は、幼少期のアイドルが『BLEACH』の作者である久保帯人先生で、久保先生が書いた詩集を購入してコレクションしているほどだそうです。そのため、本作を読んでいると、確かに『BLEACH』の趣が感じられ、特に技の命名センスは非常に似ていると言えるでしょう。

例えば、五条悟の「無量空処」、伏黒恵の「嵌合暗翳庭」、漏瑚の「蓋棺鉄囲山」といった領域展開の命名センスは、『BLEACH』の卍解と非常に似ています。一見すると中二病のようにも見えますが、実際には文学的で文青の雰囲気に満ちており、芥見先生の命名における才能は、久保先生の「おしゃれさ」と「狂気」を受け継いでいると言えるでしょう。


▼五条悟の領域展開「無量空処」。その技の命名と構図は本当に「おしゃれ」です。


▼漏瑚の領域展開「蓋棺鉄囲山」。敵キャラクターながら、その画面は非常に迫力があります。


▼男二番手である伏黒恵の領域展開「嵌合暗翳庭」。この構図は本当に完璧なほど格好良いです。


『ONE PIECE』『僕のヒーローアカデミア』『Dr.STONE』『ブラッククローバー』の4作品は既にアニメ化されているため、編集部の残りの希望は全て『呪術廻戦』に託されており、ちょうど今年の10月にアニメ放送が開始されます。

漫画で既に確立された人気に加え、アニメ化による露出と後押しがあれば、この布陣は期待に値すると筆者は考えています。集英社がこの作品に注ぐ力の大きさが伺え、この作品が予定通り成功し、現在の『週刊少年ジャンプ』の求心力と読者を多少なりとも救うことができることを願っています。


▼今年10月に放送開始予定の人気作品『呪術廻戦』は、編集部から非常に期待されています。そういえば、第一巻が発売された当初は一時品切れになるほどでした。


▼今年8月中旬までのJUMP各作品の単行本平均販売部数。各作品の成長が見て取れます。


▼2018年第36・37合併号表紙

実は今週の最新36・37合併号の表紙だけでなく、それ以前の雑誌表紙(6・7合併号、23号)でも、5つの大きなキャラクターが並ぶ構図がうっすらと見て取れました。当時の5大作品は『ONE PIECE』『僕のヒーローアカデミア』『ハイキュー!!』『鬼滅の刃』『約束のネバーランド』でしたが、現在この5作品のうち3作品が完結したため、『Dr.STONE』『ブラッククローバー』『呪術廻戦』がその3作品のポジションを埋める形で浮上してきました。現在の連載陣の中では非常に妥当な順位であり、まさに実力通りと言えるでしょう。


▼かつて三本柱の一つであった『ハイキュー!!』も、今年完結を迎えました。

▼『ハイキュー!!』だけでなく、人気が急上昇した『鬼滅の刃』、そして『約束のネバーランド』、『ゆらぎ荘の幽奈さん』も今年次々と最終回を迎え、この時期のジャンプには大きな空席が生まれました。同時に、期待の新連載がより輝かしい活躍をする機会にもなっています。


▼2020年第6・7合併号表紙


▼2020年第23号表紙


次に、筆者が第二線または第三線に食い込むと期待している新連載作品についてお話ししましょう。まず、『マッシュル-MASHLE-』と『アンデッドアンラック』です。この2作品は、今年の新連載の中で中上位にランクインする可能性が最も高いと言えるでしょう。特に『マッシュル-MASHLE-』は日本での人気が非常に高く、この数ヶ月間、カラーページや増ページを頻繁に獲得しており、この作品が雑誌読者から非常に歓迎されていることが伺えます。一方、『アンデッドアンラック』は比較的堅実ですが、世界観やキャラクター設定は『マッシュル-MASHLE-』に決して劣らず、一定の客層に支えられた人気を誇っています。この2作品は、第二線の主力争いに加わる可能性が非常に高いです。


▼『マッシュル-MASHLE-』新連載第一話時の雑誌表紙


▼『マッシュル-MASHLE-』コミックス第一巻表紙


『マッシュル-MASHLE-』という作品は、まさにハリー・ポッターとワンパンマンのMIX混合版と言えるでしょう(笑)。そのコミカルなストーリーと圧倒的な実力こそが、この作品をこれほど人気にしている理由なのではないでしょうか。


▼簡単に言えば、筋肉マグルが魔法学校に紛れ込んだ、という話です(笑)。最初からハリーがしっかり鍛えてヴォルデモートをぶっ飛ばせばよかったのに


▼もし読者の皆様の中にハリー・ポッターファンがいらっしゃれば、きっと『マッシュル-MASHLE-』の最初のシーンに既視感を覚えることでしょう。


▼そう、ハグリッドの家を参考にしているのです(笑)。


▼ここも一目見て『ハリー・ポッター』のダイアゴン横丁への完全なオマージュだと分かります。


▼舞台もホグワーツのような雰囲気がありますね。いつかJ.K.ローリング氏がこの漫画を目にする機会があったら、どんな感想を抱くのでしょうか(笑)。


▼『アンデッドアンラック』新連載第一話時の雑誌表紙


▼『アンデッドアンラック』コミックス第一巻表紙


▼他人に不幸をもたらすため死を望む少女と、死を願うも特殊体質で死ねない屈強な男が出会うという、この漫画は非常に衝撃的な幕開けを飾りました。


▼不死の体質を持つ主人公は、列車に轢かれても命を落とすことはありません。これは筆者が先日Netflixで話題になった映画『オールド・ガード』を思い出させました。


▼たとえ五体バラバラになっても、再生して生き延びることができます。


ちょうど先日発表された「次にくるマンガ大賞」では、『アンデッドアンラック』が堂々の第一位を獲得し、『マッシュル-MASHLE-』も第11位という好成績を収めました。



残りの作品については、あまり語ることはありません。『ぼくたちは勉強ができない』は、今年の年末から来年初めにかけて先生ルートを描き終えれば連載を終える予定です。そうなると、『週刊少年ジャンプ』の恋愛お色気漫画は、矢吹大先生の