ホビーファンの皆さん、BANDAI SPIRITSのバンプレストブランドが展開し、数多くのキャラクターをデフォルメ立体化しているプライズフィギュアシリーズ「World Collectable Figure(WCF)」をご存知でしょうか?きっと一度は目にしたことがあるはずです。しかし、その小さなボディに秘められた魔力的な魅力を、あなたは本当に理解していますか?今回は、あるWCFコレクターの方を訪ね、その圧巻のコレクションを拝見しながら、WCFの奥深い世界の魅力に迫ります!

まず、「WCF」とは何かを簡単にご紹介しましょう。WCFシリーズは、全高約7センチ、デフォルメされた頭身バランスが特徴の、固定ポーズの塗装済み完成品フィギュアです。そのラインナップは非常に幅広く、国民的人気を誇る『ONE PIECE』『ドラゴンボール』『僕のヒーローアカデミア』『鬼滅の刃』『キングダム』といったアニメ作品から、『仮面ライダー』シリーズなどの特撮作品、さらには「ディズニー」「ピクサー」「スター・ウォーズ」といった海外作品まで網羅しています。
WCFは近年、「1セット5~6種」という形式でリリースされるのが主流ですが、特別なイベント限定品などが登場することもあります。ゲームセンターのプライズとして展開されるのが基本ですが、ホビーショップなどでは1個数百円から、セットでは数千円で販売されることも。手のひらサイズながらキャラクターの特徴を見事に捉えた精密な造形が魅力で、多くのフィギュアファンにとってコレクション入門に最適なシリーズとなっています。

今回お話を伺ったのは、WCFコレクターの「張酥酥」さん。『ONE PIECE』をこよなく愛するコレクターで、専用のコレクションルームは、もはや『ONE PIECE』のテーマミュージアムと呼ぶべき空間です。その膨大なコレクション数もさることながら、収納とディスプレイへのこだわりには目を見張るものがあります。特に編集部員の心を鷲掴みにしたのが、このWCFのパッケージで作られた壁。様々なサイズの箱が隙間なくぴったりと収まるよう、ご自身で手作りされたというから驚きです。まさに圧巻の一言!






これほど整然と、かつテーマごとに分類されたWCFコレクションを目の当たりにして、初めて気づいたことがあります。それは、シリーズによってはパッケージの側面イラストを繋げることで、一枚の大きなアートになるというギミックです。コレクターの方々が外箱の状態やディスプレイ方法にこだわる理由がよく分かりました。

▼ 東京タワーにあった「サンジのおれ様レストラン」を訪れた後、この部屋のレイアウトを決めたのだそうです。

WCFシリーズには、キャラクター本体に加えて、基本的に青い台座と透明な支柱が付属します。しかし、キャラクターによっては支柱なしで自立するものも多く、外に持ち出して撮影するのにもぴったりです。ここで一つ注意点ですが、クレーンゲームの景品などで見かけるWCFの中には、支柱が青いものが存在します。これらはバンダイのライセンスを受けていない非正規品(海賊版)ですので、ご注意ください!


▼ 張酥酥さんは、WCFコレクションをより原作の世界観に近づけるため、「頂上戦争」を再現した特注のジオラマベースを制作。さらに「スリラーバーク編」とハロウィンがテーマの棚には、自作の壁紙やカーペットをあしらうなど、ディスプレイへの愛が感じられます。とても可愛い仕上がりです!




▼ ジオラマだけでなく、他の小物系トイと組み合わせることで、原作とは一味違ったシチュエーションを演出するのも楽しみ方の一つ。会議中のはずの七武海がポーカーに興じていたり、ワノ国編の麦わらの一味が寿司パーティーを開いていたりと、遊び心満載です!



ここまで見て、皆さんはWCFシリーズの持つ強力なアドバンテージにお気づきでしょうか。それは、キャラクターラインナップの幅広さと網羅性です!『ONE PIECE』を例にとると、WCFではカプセルトイや大型プライズではまず商品化されないような、マニアックなキャラクターまで手に入れることができます。これは、サブキャラクター好きにはたまらない魅力です。例えば下の写真は、「バラティエ編」に登場したコックのパティ。「ようこそ、クソ野郎ども!」というあの声が聞こえてきそうな、実に生き生きとした表情が最高です!

▼ 『ONE PIECE』ファンの皆さん、お気に入りのマニアックなキャラクターはいますか?











先述の通り、WCFシリーズは基本的に全高約7センチですが、個性的なキャラクターデザインが豊富な『ONE PIECE』の世界では、規格外のサイズや体型のWCFも意外と多く存在します。特に、ふくよかな体型のキャラクターはWCFのデフォルメと相性抜群で、並べて飾ることで『ONE PIECE』のキャラクターデザインの魅力をより一層感じることができます。





▼ 原作の巨大なキャラクターが持つ迫力を表現するため、WCFには全高約13センチの「MEGA WCF」という大型サイズもラインナップされています。下の写真の白ひげやフランキー将軍、そして2月に登場予定の百獣のカイドウのように、やはり大きいことは良いことですね!

取材当日、張酥酥さんのコレクションには、当時最新だった「ワノ国6」がすでに並んでいました。そこで、「今一番欲しいけれど、まだ手に入っていないWCFはありますか?」と尋ねてみたところ、返ってきたのは「ありません。『ONE PIECE』のWCFは、すべてコンプリートしました!」という驚きの答えでした。
『ONE PIECE FILM Z』のルフィとゼットを手に入れたことをきっかけに、WCFシリーズに注目し始めたという張酥酥さん。最初は1個ずつ集めていましたが、次第にセットで買うようになり、時には価格が高騰した絶版品にも果敢に挑戦。日本へ旅行した際には、各地のショップを巡って掘り出し物を探すこともあったそうです。数年にわたる収集の旅路を経て、ついにコンプリートを達成しました。
この『ONE PIECE』WCF専用ルームは、今では彼にとって最高の癒やしの空間となっています。張酥酥さんは笑顔で語ります。「妻はフィギュアを集めていませんが、ディスプレイの飾り付けや組み立てを一緒に楽しんでくれるんです。記念日などの特別な日には、私がずっと欲しがっていたWCFをこっそりプレゼントしてくれたこともありました。フィギュアに詳しくない彼女が、私のために一生懸命ネットで調べて、間違えないように買ってきてくれたことを思うと、胸が熱くなりますね」。これからも、張酥酥さんはWCFという壮大なコレクションの航路を進み続けることでしょう。










この記事を読んで、WCFを今すぐ集めたくなった方もいるのではないでしょうか!?ぜひ、下記のリンクからWCF関連の情報をチェックしてみてください。
初のWCF特別展がサプライズ開催!
日程: 2021年2月19日(金)~2021年2月28日(日)
時間: 月~金 12:00-19:00 / 土日 11:00-19:00
場所: 台北地下街十二広場
詳細情報:http://bit.ly/3jXsXLA