『機動戦士ガンダム』ファン待望の宇宙世紀最新作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』第1部が、幾度かの延期を経てついに今年公開され、NETFLIXでも配信が開始されました。それに合わせてバンダイスピリッツからも数々のアイテムがリリースされていますが、中でもNXEDGE STYLE(ネクスエッジスタイル)シリーズから発売された「Ξガンダム」と「ペーネロペー」は、これまでの同シリーズの常識を覆すかのような超豪華仕様!本記事では、その魅力を徹底レビューしていきます!

【作品紹介】
劇場版アニメ『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』は、富野由悠季氏による同名小説を原作とし、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』から12年後の宇宙世紀105年を描いた物語です。地球連邦政府の腐敗は蔓延し、特権階級の高官たちが地球を私物化していました。第二次ネオ・ジオン戦争で多くの命が失われるのを目の当たりにしたブライト・ノア艦長の息子「ハサウェイ・ノア」は、「アムロ、シャア、クェス…多くの人々の犠牲は無意味だったのか?」という葛藤を抱えます。その罪悪感から、シャアの遺志を継ぎ地球を守ることを決意したハサウェイは、反地球連邦政府組織「マフティー・ナビーユ・エリン」のリーダーとなり、「RX-105 Ξ(クスィー)ガンダム」を駆って腐敗した連邦政府高官への粛清を開始します。それは、官僚による独裁から地球を解放し、全人類が宇宙で平等に暮らせる世界を目指す戦いでした。
原作小説は30年以上前の作品ですが、劇場版ではハイクオリティな作画と、実写映画のような流麗なカメラワークが駆使されています。登場する2機の主役機、Ξガンダムとペーネロペーも人気メカニックデザイナー、カトキハジメ氏によってリデザインされており、現代的な魅力に満ちた必見の作品です!

▼ 劇中では両機とも全高30メートル前後の大型モビルスーツであり、特にペーネロペーは巨大なフライト・ユニットを装備しているため、パッケージサイズも過去の同シリーズアイテムとは比較にならないほどのビッグサイズで、ボリューム満点です!



▼ フルカラーのパッケージは、映画のポスタービジュアルを再現。夜空から降下するΞガンダムと、市街地に姿を現したペーネロペーが描かれています。背面はシリーズ恒例のウィンドウパッケージ仕様です。




▼ まずは「NXEDGE STYLE Ξガンダム」から見ていきましょう!セット内容は、本体に加えてビーム・ライフル、シールド、ビーム・サーベル用エフェクト×2、劇中の印象的なシーンを再現できる大型の交換用手首パーツ、そして専用STAGE一式です。


RX-105 Ξ(クスィー)ガンダムは、反地球連邦政府組織「マフティー・ナビーユ・エリン」がアナハイム・エレクトロニクス社に極秘裏に開発を依頼したモビルスーツであり、RX-104FF ペーネロペーの兄弟機です。その名はアムロ・レイが駆ったRX-93 νガンダムを継承するもので、機体もニュータイプ専用機として設計されています。パイロットの脳波を増幅する「頭部サイコミュ・ブロック」によるニュータイプ能力の強化、単独での大気圏内高速飛行を可能にするミノフスキー・フライト・ユニットを搭載。新技術「ビーム・バリアー」は防御だけでなく、飛行時には空気抵抗を低減させ音速突破を可能にします。武装も大気圏内での運用を想定しており、標準的なビーム・ライフルやシールドといった携行武装のほか、本体には大気圏内で使用可能なサイコミュ兵器「ファンネル・ミサイル」や「メガ粒子砲」、「マイクロ・ミサイル」といった高火力の武装が内蔵されています。
▼ それでは本体を見ていきましょう。箱を開けた瞬間、煌びやかなメッキパーツの輝きに目を奪われます。これまでのNXEDGE STYLEシリーズは、成形色を主体に一部メタリック塗装が施される程度でしたが、今回はふんだんにメッキパーツが使用されています!その分、価格もプレミアムになっていますが…。

▼ 劇場版のデザインをベースに、NXEDGE STYLEならではのアレンジが加えられており、関節パーツも新規造形となっています。全高約10cmのサイズに、シャープなモールドや、メッキパーツを効果的に見せるために意図的に露出させた内部フレームなど、ディテールが凝縮されています。各部スラスターやダクト、肩アーマー内部のフレームにもメッキパーツが使用され、非常に豪華な仕上がりです!

▼ 可動性については、頭部はデザイン上の干渉があり、左右への回転よりも上下の可動域の方が広くなっています。

▼ 肩には引き出し式関節が採用されており、巨大な肩アーマーがありながらも、前後へのスイングが可能です。

▼ 腕部の関節は良好な可動を見せますが、やはり肩アーマーの干渉により、回転の範囲にはある程度の制限があります。

▼ 腰部は今回の新規関節のハイライト。大きく前後屈できるようになったのは、大きな進化と言えるでしょう。

▼ 脚部の可動は少々物足りない印象です。フロントアーマーは可動するものの、その範囲が狭いため、腿はほとんど上がりません。膝の曲げ角度も限定的です。

▼ 背部のスタビライザーは基部で上下に可動します。ただし、各アーマーパーツは固定式のため、劇場版設定で見られる「フライト・フォーム」への変形は再現できません。

▼ 武装類は基本的に成形色で再現。ビーム・サーベルの刀身はメタリックグリーンで塗装されています。

▼ 劇中の演出を再現するために特別にデザインされた、迫力ある「大型ハンドパーツ」に交換可能です!

▼ 肩上部のサーベル・グリップを取り外し、刀身パーツを装着すれば、両手にビーム・サーベルを構えさせることができます。



▼ シールドは設定通り左腕の装甲に直接マウント。ビーム・ライフルと組み合わせれば、クールな射撃シーンが再現できます!



▼ しかし、Ξガンダム最大の特徴である大気圏内用サイコミュ兵器「ファンネル・ミサイル」が付属しないのは残念なポイント。再現したい方は、HGUC版のエフェクトパーツを流用してみるのも面白いかもしれません!

▼ 続いては、驚愕のサイズを誇る兄弟機「NXEDGE STYLE ペーネロペー」です!


RX-104 オデュッセウスガンダムは、AE社が地球連邦軍向けに開発した新型試作MSであり、同社のガンダム開発20周年を記念する機体でもあります。Ξガンダムの兄弟機にあたり、追加装備の運用を前提として設計されています。「フィックスド・フライト・ユニット」を装着した形態が『RX-104FF ペーネロペー』です。この巨大なユニットは高出力ミノフスキー・フライト・システムと、空気抵抗を低減するビーム・バリアーを備え、単機での音速飛行を可能にします。さらに、大気圏内で使用可能なファンネル・ミサイル、高出力ビーム・ライフル、そして両腕にはメガ粒子砲、ミサイル、ビーム・サーベルを内蔵した複合兵装ユニットを装備。その巨体、機動力、火力、すべてが怪物級の性能を誇ります。
▼ フライト・ユニットを装着した状態での全高は約12cm。Ξガンダムよりも頭一つ分ほど背が高くなっています!前後のボリュームも凄まじく、この巨大なパッケージも納得です。

▼ 全体のデザインコンセプトはΞガンダムと共通で、劇場版のデザインをベースにNXEDGE STYLE独自のアレンジが施され、関節も新規造形となっています。豊富なモールドに加えて、メッキパーツの使用面積はΞガンダム以上。特にフライト・ユニット内部のゴールドが豪華さを際立たせています。

▼ 武装は、ペーネロペー専用ビーム・ライフルの特徴的な形状を再現。腕部の複合兵装ユニットにマウント可能なシールド、そして連邦軍MSの標準的なピンクのメタリック塗装が施されたビーム・サーベルの刀身が付属します。

▼ フライト・ユニットを装備した状態でも、ペーネロペーは良好な可動性を確保しています。関節の基本設計はΞガンダムと同様です。ビーム・ライフル、シールド、ビーム・サーベルを装備して戦闘ポーズを取らせてみると、その巨体とメッキパーツの輝きが相まって、圧倒的な迫力を放ちます!





▼ こちらも、ガチョウのようにも見える「フライト・フォーム」への変形は再現できませんが、「NXEDGE STYLE ペーネロペー」にはもう一つのプレイバリューが隠されています。

▼ それは、フライト・ユニットを分離し、本体である「オデュッセウスガンダム」形態にできるギミックです!



▼ ユニット内部に隠れていた装甲も、塗装やディテールの作り込みに一切の手抜きはありません。一部の接続ジョイントが目立ちますが、そのスタイリングは非常にクールです!


▼ ユニットを分離した状態での可動性ですが、頭部は干渉が少なくなるため、前後左右に柔軟に動かせます。


▼ 肩は同様に引き出し式関節を採用し、前後への大きなスイングが可能です。

▼ 肘の可動は90度が限界ですが、肩関節と組み合わせることで腕を高く上げることができます。

▼ 腰部は強度維持のためか、Ξガンダムのような可動域の広い新設計は採用されていません。脚部も同様の問題を抱えており、腿が短くフロントアーマーの干渉があるため、ダイナミックなポージングは苦手です。しかし、開脚性能は優秀で、足首のボールジョイントによって接地性も安定しています。


▼ 2体揃えたなら、宿命のライバル対決を再現しない手はありません!白兵戦も良いですが、やはり少し物足りない印象も。HGUC版のようにファンネル・ミサイルのエフェクトがあれば、両機の最大の特徴であるサイコミュ兵器の応酬を再現できたのですが…!




以上、『閃光のハサウェイ』からリリースされたNXEDGE STYLE2アイテムのレビューでした。ふんだんに使用されたメッキパーツにより、これまでのシリーズとは一線を画す豪華な仕上がりとなっており、新規関節の導入でアクション性も向上しています。何より、怪物的な巨体を誇るΞガンダムとペーネロペーが、デフォルメされてもなお、その圧倒的なカッコよさを失っていないのが素晴らしい点です!価格は少々張りますが、それに見合う満足感は間違いなく得られるアイテムですので、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。