3Dプリンターの普及に伴い、NERF(ナーフ)ファンが独自に開発したブラスターが次々と登場しています。もちろん、台湾のプレイヤーコミュニティもこの流れに乗り遅れてはいません!今回は、台湾のデザイナーによって生み出された『G5』を開封レビューします!
「BATTLE PLANET G5」は、JSPBのEzekiel Lin氏(以下、EZ氏)が独自に開発・設計した手動コッキング式のエアブラスターです。その最大の特徴は、扱いやすさ、高い耐久性、そして内蔵されたライフリングバレルがもたらす驚異的な命中精度にあります。JSPBのほか、EZ氏からライセンスを受けた「破冰遊戲工作室(Ice Breaking Game Studio)」も共同で販売しており、今回レビューするのはその後者からリリースされたバージョンです。
▼開封:
商品名:JSPB BATTLE PLANET G5
メーカー:破冰遊戲工作室/JSPB
定価:2400台湾ドル
セット内容は、ブラスター本体のパーツ、装飾用ステッカー、組み立て説明書、そしてパーツリストです。パーツは主に3Dプリント製で、その他に2本のPVCパイプ、3つのOリング、スプリングやネジなどの金属パーツが含まれています。通常販売版には、ショートダーツが5本付属します。
▼付属のパーツリスト。欠品がないか確認できます。リストにはAとB、2種類のフロントバレルが記載されており、購入時にどちらかを選択します。今回私が入手したのはTYPE-Bです。
▼組み立て:
パーツ一覧です。実際には、写真に写っている一番小さいネジがもう1本あります。
▼まず、バレルのスプリングを挿入し、最小のネジでエンドキャップを固定します。次に、4本の長いネジを取り外します。
▼コッキングハンドルをコッキングロッドに差し込み、両側のネジで固定します。
▼大きい方のPVCパイプ(シリンダー)の内部と、ピストンのOリングにオイルを塗布して潤滑させます。
▼シリンダーを本体に組み込み、ピストンをシリンダーに挿入します。
▼最も長い4本のネジでシリンダーのエンドキャップを固定します。
▼トリガー後方のメカニズムを組み立てます。まず軽くオイルを塗り、パーツを所定の位置にセットしてからピンで固定します。
▼トリガーガードとグリップを組み立てます。説明書ではグリップを先に取り付けるよう指示されていますが、その通りに組むとトリガーガードがはまらなくなってしまいます。
▼トリガーのリターンスプリングを正しく差し込み、トリガーガードとグリップを同時に取り付けます。
▼2番目に長いネジでグリップを固定します。
▼次に、最小のネジでトリガーガードを固定します。
▼グリップ下部の可動パーツを組み立てます。パーツを所定の位置にセットし、円形のワッシャーを通した3番目に長いネジ2本で固定します。
▼フロントバレルを組み立てます。回転軸部分を本体先端下部のレールに差し込みますが、少し力を入れて押し込む必要があります。
▼PVCパイプの外側にオイルを塗布します。これを怠ると、後で引き抜きにくくなります。
▼フロントバレルの緩衝パーツを組み立てます。
▼ここも少し力を入れて押し込む必要があるので、オイルを塗っておくことをお勧めします。
▼説明書に従って所定の位置にセットし、本体先端下部のレールに差し込み、最小のネジで固定します。
▼組み立て完了です!
▼その他の付属品です。右側は「G5」のロゴステッカーで、通常販売版に付属します。左側のサイト、フォアグリップ、そして「JSPB」のロゴステッカーは、「破冰遊戲工作室」のオーナー様からご提供いただきました。
▼サイトとフォアグリップは、どちらもピンで本体の幅広レールに固定します。
▼デコレーション完了!
▼作者のEZ氏が提供しているクイックローダー。別途購入が必要で、価格は212台湾ドルです。使用方法は後述します。
▼外観:
全体のプリント品質は良好で、手触りも滑らかです。
▼グリップは人間工学に基づいた形状で、快適に握ることができます。
▼初号機、発進!
▼スペックと機能:
ブラスターの全長は約35.3cm、幅5.2cm、高さ16.2cm。コッキングストロークは6.6cmです。
▼3Dプリントパーツは、中央の本体、コッキングロッド、ピストンを除き、カラーをカスタマイズして選択できます。本体の色は、「破冰遊戲工作室」版がブラック、「JSPB」版がオレンジで固定されています。
▼ブラスターの重量は約0.49kg(サイトとフォアグリップを含む)。
▼機能的に近いDart Zone Pro MK2と比較。どちらも後方コッキング、インナーマガジン式で、ショートダーツを使用する単発式のピストル型ブラスターです。MK2のサイズは23.6 x 4.5 x 15.4cm、重量0.27kg、コッキングストロークは4.6cmです。
▼本体上部には21mmのレールが搭載されており、一般的なサバイバルゲーム用のサイトなどのアクセサリーを取り付け可能です。
▼本体先端下部にも21mmレールがあります。
▼装着例:
▼上部レールの中央には溝があり、本体先端のフロントサイトと合わせて照準を定めることができます。
▼グリップ下部の2本のネジを緩めると、位置を上下に調整してグリップの長さを変更できます。上の写真は最も高い位置です。
▼最も低い位置。グリップの長さを調整できる設計は初めて見ました。ユーザーフレンドリーな心遣いが感じられます。
▼G5はデフォルトでショートダーツを使用するブラスターで、装弾数は5発です。しかし、バレルとインナーマガジンが一体化した設計のため、実はロングダーツも問題なく装填できます!ロングダーツのみの場合は最大2発装填可能です。
ショートダーツとロングダーツを混ぜて装填しても、どのような組み合わせでも正常に発射できます。
▼射撃方法:
G5は1回コッキングするごとに1発発射する単発式のブラスターです。ダーツを装填する際は、まずフロントバレルを引き抜きます。
▼ダーツをバレルの先端から装填します。最大でショートダーツを5発装填可能です。バレルにはライフリングが内蔵されているため先端が少し狭くなっており、ダーツが奥までしっかり入ったことを確認するために少し力を加える必要があります。(もし装填が不十分だと、射撃時に弾ポロが起きたり、同時に2発発射されたりする可能性があります)
▼ダーツを装填し終えたら、フロントバレルを元に戻します。
▼コッキングハンドルを一番後ろまで引くと待機状態になり、トリガーを引くことで発射できます。
コッキングに必要な力は、NERFのRIVAL(ライバル)シリーズの手動式15発モデルよりも軽く、小学校6年生の子供でも楽に引くことができます。トリガープルも非常に軽く、全体的な射撃体験は快適ですが、発射時の本体の振動はやや大きめです。
▼後方に引くタイプのコッキングハンドルは、MK2のようなスライド式よりもずっと力を入れやすいです。
▼クイックローダーの使用方法:
▼ショートダーツを5発装填します。
▼バレルの先端に合わせ、ローダーを差し込みます。
▼赤いパーツを下に押し込み、ダーツをバレル内に押し込みます。
▼ローダーで押し込める距離が少し足りないため、最後は手でダーツをさらに奥に押し込む必要があります。実戦で弾詰まりは一度もありませんでした。装弾数がわずか5発のG5にとって、非常に実用的なアクセサリーです。
▼射撃テスト:
今回は3種類のショートダーツをテストします。左から順に、Worker G3、Adventure Force Pro、そしてDart Zone MAXです。(以下、工匠G3、AFP、MAXダーツと略します)
▼初速テスト:
測定器はXCORTECH X3500を使用。3種類のダーツをそれぞれ3ラウンド、1ラウンド5発の合計15発をテストし、個別の初速を記録して平均を算出します。
▼テスト結果:

3種類のダーツのデータはほぼ同じで、平均FPSは110前後、上下のばらつきも非常に小さく、安定した性能を発揮しています。ちなみに、MK2で工匠G3を撃った際の平均FPSは117.9、AFPでは130.5でした。
▼命中精度テスト:
約8メートルの距離からこのRIVALターゲットを狙います。照準はブラスター本体のサイトのみを使用。ターゲットの幅は約19.5cm、高さは18.5cmです。テストではまず1ラウンド5発を撃って弾道を確認し、その後5ラウンド連続で射撃。その中から最も成績の良かった4ラウンドを結果として採用します。
▼テスト結果:

一言で言うなら、「当たる!」。内蔵ライフリングバレルの威力は予想をはるかに超える驚異的なものでした。
▼性能まとめ:
初速は安定しており、FPSはMK2よりやや低めなので、カジュアルなゲームで安心して使えます。しかし、競技志向のゲームではFPSが低すぎ、8メートルの距離でも目に見えて弾道が落下します。命中精度は、私がこれまで触れてきたブラスターの中でも最高レベルで、追加のサイトなしでもMK2を完全に凌駕します。ピストル型ブラスターとしては、全体的に非常に優れたパフォーマンスです。
▼実戦投入:
先日、北部で開催されたイベントに参加しました。カジュアルなゲームと競技志向のゲームの両方がありました。
会場は高架下の草地で、フィールドはかなり広く、記憶では60x30メートル以上はあったと思います。遮蔽物間の最短距離は約10メートルでした。
実戦での感想:やはり一言、「当たる!」。
屋外で風がある状況でも、G5の命中精度は非常に安定していました。あるゲームでは、2発連続で2人の敵に命中させることもでき、爽快でした!しかし、実戦での欠点も明らかで、初速がそれほど高くないため射程距離が限られ、敵から10メートル以内に近づかないと真価を発揮しにくいです。装弾数5発というのはメインウェポンとしては少なすぎ、クイックローダーが1つでは全く足りません。
▼実戦まとめ:
個人的には、このブラスターはカジュアルなゲームでのメインウェポン(複数のクイックローダーが必須)、またはサブウェポンとして位置づけられると思います。ただし、サブウェポンとしてはやや大きく重く、ホルスターがないため携帯には不便です。
▼総評
◎長所:
1.ロングダーツとショートダーツの両方に対応
2.コッキングとトリガープルが非常に軽い
3.極めて高い命中精度
4.カラーのカスタマイズが可能
◎短所:
1.装弾数が少ない
2.カラーカスタマイズは可能だが、面積が最も大きい本体の色は固定で選べない
3.3Dプリント製のため、落下や高温に弱い
正直なところ、最初はG5にそれほど期待していませんでした。しかし、しばらく使っているうちに、じわじわとその魅力に惹かれ、どんどん好きになっていきました。私の中での位置づけはまだMK2には及びませんが、価格、命中精度、そして互換性の面で、G5が大きなアドバンテージを持っていることは確かです。
台湾のデザイナーの手による素晴らしいブラスターに出会えたことを嬉しく思います。今後、さらに多くの優れた「Made in Taiwan」のブラスターが登場することを楽しみにしています!
●最終評価:100点満点中85点。初号機カラー…最高です!