まずは完成品をご覧ください!

ご無沙汰しております。先日、マーベルの『ホワット・イフ...?』を視聴しました。その中で、ハルクがほとんどのヒーローがゾンビと化した宇宙に転送されるエピソードがあったんです。正義のヒーローたちが血に飢えた怪物に変貌する、このぶっ飛んだ展開に衝撃を受けました。そこで、この要素を自分の作品に取り入れられないかと考えたんです。もしも『西遊記』の孫悟空がゾンビになったらどうなるのか? そんな発想から、今回の制作がスタートしました。
物語の設定:
「三打白骨精」の後、三蔵法師に追い出された孫悟空は、不満を募らせていました。師匠から最後に与えられた乾糧を食べた後、悟空は身の潔白を証明するため、天界の托塔天王・李靖から照妖鏡を借りようと決意します。しかし、悟空は乾糧が白骨精が死の間際に仕掛けた最後の罠だとは知りませんでした……。天界の南天門に到着した悟空は、駐屯する二郎神に事情を説明しようとしますが、二郎神の「妖猴」という一言が、ただでさえ機嫌の悪かった悟空を激怒させ、二人は再び衝突。その時、悟空は抑えきれないほどの人の血への渇望を感じます。意識が戻った悟空の口には、すでに二郎神の血肉が。二郎神は悟空に噛みつかれた後、知性を持たず、血への無限の欲望に駆られた生ける屍と化してしまいました。悟空は天地の霊気と日月精華を吸い込んで生まれた石猿であるため、知性を失うことはありませんでしたが、天界は再び大混乱、いや、血の海と化す運命にありました……。
まずはZBrushで頭部を造形します。孫悟空は髪の毛が多いので、この段階ではそこまで細かく作り込む必要はありません(笑)。

続いてBlenderで髪の毛をモデリング。

次にボディを造形。当初は口を閉じた状態にして、斉天大聖らしい威厳を表現しようと考えていたのですが、ゾンビらしさが薄れてしまうため、最終的には口を開いたポーズに変更しました。

細部を追加し、レンダリングで仕上がりを確認します。

サポート材を追加し、いよいよプリント準備です。

1/6スケールということもあり、プリントには前後合わせて約31時間かかりました。

まずはプリント用のサポート材を除去。

さらに研磨作業で、サポート材の痕跡を徹底的に取り除きます。

一度仮組みして全体のバランスを確認。



サフを吹いた後、長すぎる金剛棒は2つのパーツに分けてプリントしました。仮組みで使ったひっつき虫ではなく、銅棒でしっかりと接合します。

塗装前の最終チェック。



いよいよ塗装作業に入ります。


アーマー部分にはメタリックカラーを塗装。なぜかメタリックカラーを吹いている時って、すごく癒されるんですよね(笑)。

スプレー塗装が難しい細部は、筆塗りで丁寧に仕上げていきます。

瞳孔はざっくりとでOK。最終的には上から白を塗るので、これはまだ人間性が残っている頃の瞳、といったところでしょうか(笑)。

最後にウォッシングで汚しを加え、より禍々しい雰囲気に。(ちょっとやりすぎたかもしれません…)

手足を組み付ければ、ついに完成です!

















制作過程はYouTubeにアップしていますので、ぜひチャンネル登録と高評価をお願いします! 次回作でお会いしましょう。
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