『スター・ウォーズ』の大型LEGOセットといえば、「10188 デス・スター」や「75192 ミレニアム・ファルコン」を思い浮かべるファンも多いはず。ですが、今回ご紹介する主役が登場して以降、この圧倒的な存在感を放つ一箱もまた、多くのスター・ウォーズファンにとって忘れられない名作になったと言っていいでしょう。今回取り上げるのは、LEGOのUltimate Collector Series(UCS)に属する「75313 AT-AT」です!

『スター・ウォーズ』の物語において、銀河帝国軍を代表する最強クラスかつ最大級の地上兵器であるAT-ATは、「All Terrain Armored Transport」の略称。巨大なスケール、四足歩行ならではのシルエット、そして「ホスの戦い」で見せつけた圧倒的な破壊力と防御力は、あまりにも印象的です。もちろん、『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』でのあの有名な転倒シーンも忘れられません。本作ではそのAT-ATを、全6785ピース、ミニフィグスケール、全高約62cmという大迫力サイズで立体化しています。
▼ まずはパッケージ正面から。ブラックを基調にしたシンプルなデザインがAT-AT本体を際立たせており、銀河帝国のエンブレムや右上のUCSロゴもしっかり配置。今回の外箱もかなりのビッグサイズで、比較用にミニドライバーを横に置いてみました。

▼ 背面にはおなじみのプレイバリュー紹介、サイズ表記、さらに『帝国の逆襲』の劇中写真も掲載。

▼ 超大型モデルでありながら、各部に可動ギミックも搭載されています。

▼ サイズ一覧。高さは約62cm、全長は約69cm。

▼ 上面にはAT-ATの頭部造形を俯瞰で確認できるほか、付属ミニフィグも一覧で掲載。

▼ 側面にはAT-ATを前後から見た姿が掲載されています。


▼ 外箱を開けると、まず目に飛び込んでくるのがこのカッコいいアートワーク。

▼ 反乱軍が双眼鏡越しに目撃した、あの光景を思わせます。「Echo Base 3-T-8より報告。帝国軍の装甲歩行兵器を確認。」

▼ さらにパッケージを開くと、中には4つの箱。箱絵を並べると、ホスの戦いで進軍するAT-ATの姿が完成します。

▼ 各箱には中身の構成内容が書かれており、右上には識別用のアイコンも。みんなで分担して組める仕様なのも楽しいポイントです!


▼ 背面には雪原に残るLEGO版AT-ATの足跡。こういう遊び心、たまりません。

▼ パーツ袋は全部で52袋。ただし番号表記は18までです。

▼ シールは主に内装用。そのほか、UCSセットではおなじみのディスプレイ用情報プレートも付属します。

▼ 説明書は4冊。4つの内箱それぞれに1冊ずつ入っており、AT-ATの解説、劇中写真、コンセプトアート、さらにAT-AT LEGOセットのヒストリーなど、読み物としてもかなり充実しています。




▼ このページ、本当に見応え抜群!

▼ パッケージと説明書だけでもかなり長く眺めてしまいましたが、そろそろ本体が見たくてたまらない頃ではないでしょうか。それでは早速、組み立て開始です!
▼ 完成!このAT-AT、まさにUCSの名に恥じない存在感と重量感です。胴体を支える4本脚は非常に安定していて、頭部にはそれなりの重さがあるものの、今にも倒れそうな不安はありません。

▼ まるで家に巨大な犬が一匹増えたみたいです(笑)。

▼ まずは頭部からチェック。劇中イメージを高い精度で再現しており、砲身や半透明レッドのスリット状ウィンドウも見事です。


▼ 上部を開くことで内部を見ることができ、中には2名のドライバーと、後方で指揮を執るGeneral Veersが配置されています。

▼ ただし、ドライバー席の計器パネルは上蓋側に接続されているため、側面の装甲パーツを外して眺めるほうがより見応えあり。プリント入りの計器パーツも最高です。

▼ 続いて、装甲に覆われた胴体部分。グレーを基調としつつも、多彩なパーツ使いでAT-AT表面のディテールを巧みに表現しています。

▼ 左右の装甲には複数の開閉ギミックが用意されていて、内部構造を眺めたり遊んだりしやすい設計。もちろん、装甲パネル自体を丸ごと外すのも簡単です。

▼ 内部構造も本作の大きな見どころ。座席はなんと40席もあり、さらに左右それぞれに2台ずつスピーダー・バイクを格納可能。これは本当に驚きです。




▼ 反対側から見ると、内部構造は基本的に左右対称になっています。

▼ 背面はAT-ATの中でも見落とされがちなポイントですが、LEGOはここにもフラットパーツやカーブパーツを用い、装甲のラインをしっかり再現しています。


▼ 続いて重要な脚部。重い胴体を支え、なおかつポージング時の負荷にも耐える必要があるため、安定性と可動性の両立が求められる箇所です。今回は一般的な可動ジョイントではなく、ギアの噛み合わせで構成されており、脚の角度を変える際は直接曲げるのではなく、まるでネジを回すように調整する仕組み。これにより、関節パーツのヘタリによる崩壊リスクを大きく抑えています。





▼ 足裏内側の、ボールジョイントで固定された支柱も重要な役割を果たしています。設置時、足裏にかかる力は真下に垂直とは限らないため、この支柱がうまく衝撃を吸収してくれます。

▼ このアングルから見ると、AT-ATのスケール感がさらに際立ちます。

▼ 腹部のディテールも抜かりなし!

▼ ここには細いロープでルークを取り付けて、あの名シーンの再現も可能です。

▼ 続いて、今回付属する9体のミニフィグ。ルーク、General Veers、AT-ATドライバー2体、Snowtrooper Commander、そしてSnowtrooper4体が付属します。スター・ウォーズ系ミニフィグならではの精密なプリントがやはり魅力的です。



▼ E-Web連射式ブラスターの再現度もかなり高め。Snowtrooperと合わせるととにかく絵になります。

▼ 雪原用のスピーダー・バイクも、フットレストやハンドルまでしっかり再現。もっとも、LEGOミニフィグだと足は届かないんですが(笑)。

▼ 情報プレートには、AT-ATの設定上のスペック、搭載武装、最高速度、収容人数などが記載。こういう設定資料っぽいディテール、大好きです。

▼ 先ほど触れた“ドライバー”は、この情報プレートの裏に収納できます。

▼ 今回のAT-ATは完成後に持ち上げて移動させる機会が確実にある大型モデルなので、通常のブロック積みだけでなく、各所にテクニックパーツとピン接続を採用。平面的な積層にとどまらない立体的なロック構造によって、全体の強度がさらに高められています。

▼ もうひとつ触れておきたいのが、第4冊の説明書に収録されたAT-ATセット年表。2003年から現在までに計9種類が発売されており、ファンにはたまらない内容です。

【LEGO 75313 AT-AT レビュー総評】
外観の高い再現度、内部のプレイディテールと、ここまで見てきただけでも75313 AT-ATの完成度の高さは十分伝わってくるはず。まず触れておきたいのは、実際に持ち上げた時の重量感です。6000ピース超えの大型LEGOだけあって、手に取った瞬間の重みはかなり本格的。それでいて、腹部をしっかり支えて持てば大きくパーツが外れるような不安は少なく、全体としてはかなり安定したモデルに仕上がっています。四肢の可動域も十分に確保されており、ディスプレイ映えも抜群です。
そしてプレイバリューも見逃せません。外装パネルは外しやすく、内装も見応えがあり、兵士をひとりずつ座席に配置したり、スピーダー・バイクを何度も積み直したりと、つい時間を忘れて遊んでしまいます。こういう遊びをしたくて、これまでSnowtrooperを集めていたという人も多いのではないでしょうか(笑)。1980年に雪原へ現れたこの圧倒的メカが、今なおこれほどカッコいいのは本当にすごいですね。
LEGO 75313 AT-AT™
参考価格:NT$25,999、ピース数:6785。台湾のLEGO認定ストアにて販売。