こんにちは!今回は、自ら3Dモデリングと3Dプリントで製作した『POWER DoLLS』の装甲歩兵をご紹介します。

『POWER DoLLS』(1995年)は、美少女パイロットとクールなメカという魅力的なビジュアルとは裏腹に、その実態は超硬派なターン制シミュレーションゲームです。プレイヤーは機体の性能や武装、オプション装備を自由にカスタマイズし、潜入、救出、強襲、迎撃といった多岐にわたるミッションに挑みます。しかし、ステージによっては敵の火力が自軍の数倍にも及び、一度戦略を誤れば部隊が壊滅してしまうことも珍しくありません。
このゲーム体験は、当時幼かった私に大きな衝撃を与え、同時に作中に登場するメカデザインの虜となりました。
それから長い年月が経ち、ついにメーカーから『POWER DoLLS』のプラモデルが発売されました。素晴らしい出来栄えではあったのですが……おそらく現代の主流メカデザインに合わせたためか、そのプロポーションは私の記憶の中にあったものとは少し異なっていました。
そこで私は、自分の中にある記憶を頼りに、理想の装甲歩兵を自らの手で作り出すことにしたのです。
まずはインターネットでゲーム画面や公式設定集などの資料を収集し、可能な限り設定に忠実なプロポーションでモデリングを行いました。


過去に製作した(作例はこちら:タチコマ / ストライクガンダム)経験を活かし、今回はパーツ分割と関節部の設計がスムーズに進みました。また、以前の設計で課題だった保持力の弱い部分もいくつか改善しています。

関節部にはクリック機構(ラチェット式)を可能な限り採用し、四肢の荷重性能を高めています。
装甲歩兵の最大の特徴である、太くたくましい大腿部。コンセプトアートを調べてみると、外側の巨大なノズルは冷却用の排気口であることがわかりました。おそらく、脚部を駆動させるための内燃機関が両脚に配置され、さらに予備弾倉も加わったことで、このような独特な曲線が生まれたのだと推測されます。

そこで今回のモデリングでは、内部に内燃機関のディテールを盛り込みつつ、多層構造の装甲という設定も可能な限り再現しました。

肩部には、ショルダーウェポンを懸架するためのスペースを確保しています。

ゲームの大きな特徴の一つが、多様なオプション装備と武装システムです。そこで、特に印象的な武装をいくつか選んで製作しました。
左から順に、サブマシンガン、アサルトライフル、30mmガトリングガン、105mmカノン砲、120mmカノン砲、ロケットランチャー、長距離対戦車ミサイルです。

それでは、完成品の撮り下ろし写真をご覧ください!










最後に、製作過程をまとめた動画「1分でわかるPLD装甲歩兵クッキング教室」をお届けします。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!