《Apex Legends》各種ゲーム内アイテムのカスタム塗装「3Dプリント後処理」

トイファンの皆様、おはようございます。今回は以前に制作した塗装作品をご紹介します。主な素材は光造形方式の3Dプリント品です。2、3年ほど前までは、3Dプリント品に関するご依頼は基本的にお断りしていました。あの積層痕の処理は本当に骨が折れる作業でして…。しかし最近のものはほとんどが滑らかな表面になっており、サンディング処理が不要というわけではありませんが、かなり快適に作業できるレベルになりました。

まずは制作過程から。完成写真は記事の最後に掲載しています。

塗装の前に、まずは表面処理を行います。ご依頼主様との打ち合わせでは、積層痕はほとんど処理不要という前提で進めていました。しかし、一部の破損した面にはやはりパテ盛りとサンディングが必要です。この部分の損傷が激しいと、塗装後にウェザリングを施してもアラが目立ってしまうため、ここは少し手間をかけます。

サンディング中です。

パーツにはサポート材を除去した跡が多少残っているので、デザインナイフで削って平らにします。機械的な破損痕は、地道に埋めていくしかありません。

同じくサンディングです。全部で5種類のアイテムがあり、それぞれ3~5個ずつ処理が必要です。難しい作業ではありませんが、同じものがたくさんあると少し退屈になってきますね。

サポート材を削ります。この部分は蓋が開閉できるので、きれいに処理しておかないと、開けた時に興ざめしてしまいます。

これで本塗装前の準備が完了です。ここでは塗装前に濁色を乗せておき、完成後の色が単調にならないようにします。こうすることで、よりリアルなオブジェクトの風化した痕跡のように見えます。

最初のアイテムは、エネルギーセルのようなものです。私はゲームをプレイしていないので、アイテムの見た目からその役割を推測するしかありません。エアプ勢とすら言えませんね。

このシールドセルのデザインは本当にかっこいいです。次回ガンプラを作る時は、これを燃料棒として使いたいくらいです。

本体は青色に加えてウェザリングも施します。ここでは塗装剥げや錆の表現は選ばず、手が触れる部分が黒ずんだような表現にしました。

底面はガスボンベを参考に、地面と接触して最も汚れる部分として、茶色や黄色を加えて塗装が剥げ、錆び始めた感じを出しました。

放熱口にはスミ入れをして、奥行き感を出します。

2つ目はフラググレネードです。これは本当に頭が痛くなる作業でした。小さくてディテールが多く、持ち手もないので、塗料瓶に貼り付けて少しずつ手描きするしかありません。


周囲のボルトはすべて手描きです。黒く塗った後、シルバーを乗せていきます。あまりズレるとやり直しになるので、慎重に行います。


ネジは塗装だけでなく、ウェザリングも必要です。外周全体に錆の表現を施します。この5個を塗り終えるのに2日近くかかりました。まだ裸眼で見えるからいいものの、拡大鏡を使ったらきっと目が回っていたでしょう。


底部のチッピングがポイントです。鉄製品を地面に置けば錆びないわけがありません。同じように、ひたすら点々と色を乗せていきます。

3つ目は医療キットです。これは比較的シンプルで、きれいに塗装するだけです。天面のマークが一番厄介で、マスキングが難しいので、これも手描きで解決しました。


医療キットの材質はプラスチックなので、金属とは表現が異なります。私はパステルを使って青色を乗せ、シャドウを表現しました。

底部は縁にグレーを塗り、使い込まれた感じを出しつつも、日光で黄ばんだような汚れとは違う質感にしています。

4つ目のアイテムは弾薬箱です。この塗装は個人的に少し謎で、材質がよく分かりませんでした。ご依頼主様から、ゲーム中ではエフェクトがかかっていると説明を受けたので、見たままの色で塗装することにしました。

4つは蓋付きで、残りの1つは蓋なしです。これもゲーム内での仕様の違いなのでしょうか(?)。

弾薬はゴールドで塗装した後、ブラックでウォッシングし、銅がぶつかってくすんだ感じを表現しました。

5つ目はデスボックスかサプライボックスのようなオブジェクトです。もし本当に棺桶だとしたら、このゲームは本当にクールですね。

天面のこの部分はスクリーンのようです。ここはご依頼主様のご要望通り、黒のままにしておきました。

両側のバックルは、凹んだ部分に汚し塗装を施しました。シルバーの部分はアクリル絵の具を使用しています。模型用塗料よりも輝度が低いですが、その特性を活かすことで、ウェザリングをしなくてもモデルに馴染ませることができます。

小さなボルトもアクリル絵の具で塗装しました。

このオブジェクトは比較的大きいので、通常のウェザリングに加えて、白い雨だれ表現も加えました。やり方は普段の錆だれと同じですが、塗料を白に変えることで、ウェザリング後に全体が暗くなるのを防ぎます。

下部のグレー部分のウェザリングは、ダークグレー、ブルー、ブラウンの3色を使います。筋を引いた後、指でこすることで、かすかに見えるような効果を出します。


最後に集合写真を撮って完成です。


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