『ARGYLLE/アーガイル』流血表現の抑制に苦心!監督が不満「なぜヘッドショットはR指定で、胸への銃撃は違う?」

(画像提供:ユニバーサル・ピクチャーズ)

マシュー・ヴォーン監督の新作『ARGYLLE/アーガイル』が、各国で順次公開されている。本作はヴォーン監督作としては珍しくR指定(R-rated)ではないアクション映画であり、彼自身もR指定の基準を貫くという意識で撮影したわけではないという。これまでヴォーン監督が手掛けた『キック・アス』や『キングスマン』シリーズはR指定映画だったが、今回はそのこだわりをあえて手放した形だ。

ヴォーン監督はこれについて、元々『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』や『シャレード』のような、デートで観るのに適した映画を撮りたかったと説明している。こうした映画は必ずしもR指定である必要はないという。「この種の映画は『キック・アス』のようにR指定にする必要はありません。映画のレーティングは、映画の本質を反映するべきであり、映画を特定のレーティング基準に無理やり合わせるべきではありません」と語った。

(画像提供:ユニバーサル・ピクチャーズ)

しかし、『ARGYLLE/アーガイル』の物語自体はR指定である必要がないにもかかわらず、R指定を避けるためには一部のシーンを適度にカットする必要があったという。ヴォーン監督は「PG-13指定(PG-13 rating)を得るために、わずかながらカットしなければならない部分がありました。そのうち2箇所は特に腹立たしかったですが、仕方がありませんでした。その時、『マジか?あれでR指定になるのか?』と思いましたね。笑ってしまいましたよ」と明かした。

ヴォーン監督は続けて、「当時は理解していませんでしたが、今は分かりました。ヘッドショットのシーンはR指定になりますが、胸を撃たれるシーンはそうなりません。私は彼らに言いました。『理解できないんですが、誰かの胸を撃つのは許されるのに、なぜ頭を撃つのはダメなんですか?』と。ほとんどの観客は、どこを撃たれたかなんて気にしないと思います。違いなんてないでしょう」と説明した。

via: Total Film