『ブレイキング・バッド』スカイラー役女優「もう嫌われてない!」ファンからの“態度激変”を語る

エミー賞を多数受賞し、「史上最高のドラマシリーズの一つ」と称される『ブレイキング・バッド』。今なお多くのファンに語り継がれる不朽の名作である一方で、特定のキャラクターに対する嫌悪感も根強く残っていました。特にアンナ・ガン(Anna Gunn)が演じた「スカイラー・ホワイト」は、長年にわたり視聴者から最も嫌悪され、うんざりされたキャラクターの一人です。

しかし、時の流れとともに、スカイラーを演じたアンナ・ガン自身も、視聴者やファンがこのキャラクターをそこまで嫌悪しなくなり、むしろ支持する方向に変わりつつあることに気づいたといいます。何度も『ブレイキング・バッド』を見返すうちに、主人公「ウォルター・ホワイト」こそが真の悪役であるとようやく認識したようです。

「今では、視聴者が私のことを話すときの態度が、以前とは全く違ってきています…まだ長い道のりですが、確かに大きな変化がありました」と、アンナ・ガンは『ハリウッド・リポーター』のインタビューで、「スカイラー・ホワイト」に対する視聴者の態度の変化について語りました。

「彼らは私にこう言うんです。『あなたがこのドラマを見る主な理由です。あなたはドラマの良心だと気づきました』と。中には、『最初はスカイラーが本当に嫌いだったけれど、2回目を見たら、この女性はなんてかわいそうなんだと感じました』とまで言う人もいます」

実は、アンナ・ガンはSNSを利用していなかったため、長らく自分が『ブレイキング・バッド』で演じた「スカイラー・ホワイト」が多くのファンから批判や嫌悪の対象になっていることを知りませんでした。友人に教えられて初めて好奇心からネット上のコメントを読み、最初は相手が何か誤解しているのではないかとさえ思ったそうです。

しかし、ファンからのコメントを読んだ後、アンナ・ガンは2013年に『ニューヨーク・タイムズ』にコラムを寄稿し、自身が受けた扱いについて綴りました。ガンは、その記事をきっかけに、女性キャラクターの扱いが大きく変わったと感じています。

「適切な言葉が見つかりませんが、まるで火の輪をくぐり抜けるようなものでした。その中で、これらの批判的な発言の多くが女性嫌悪から来ていることを理解しなければなりませんでした」

「しかし、あの頃から私たちは大きく進歩したと思いますし、声を上げる勇敢な女優たちを心から誇りに思います。私自身にも2人の娘がいるので、何かを言わなければならないと感じました。これは非常に重要なことだと考えています」とガンは語りました。




via: THR