絵画の世界には、様々なスタイルが存在しますが、その中でも特に魅力的で人々を引き込むのが、想像力と現実を完璧に融合させたファンタジーイラストレーションでしょう。そして、日本の著名な妖怪イラストレーターといえば、石黒亜矢子(いしぐろ あやこ)先生を挙げずにはいられません。

Image credit:@ishiguroayako
石黒亜矢子先生は1973年生まれで、幼い頃から絵を描くことへの情熱を示していました。正規の美術教育は受けていませんが、自身の才能と努力によって、独自の現代浮世絵スタイルを徐々に確立していきました。彼女の作品は、様々な伝統的な妖怪や猫を主に描き、その筆致は繊細で色彩は鮮やか、妖怪たちの不気味で奇妙な姿を紙の上に見事に描き出しています。
▼石黒亜矢子先生と京極夏彦先生の共著絵本『もののけdiary』。

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彼女が描く妖怪は、人々が抱く凶悪な怪物というイメージではなく、それぞれに物語と感情を持つ独立した個体です。これらの妖怪を通して、石黒亜矢子先生は人間性の闇の部分や、人間と自然との間の複雑な関係を探求しています。
▼石黒亜矢子先生の絵本『ねこまたごよみ』は、第15回ようちえん絵本大賞を受賞しました。

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この度、玩具人編集部は大変光栄なことに、石黒先生にインタビューをさせていただく機会を得ました。先生の創作活動や日々の生活について、玩具人の読者の皆様に語っていただきます。(以下、石黒亜矢子先生を石黒先生と略させていただきます)
玩具人:石黒先生の作品は数多く立体化されていますが、最初に立体化された作品についてお聞かせいただけますでしょうか? その作品に対するお気持ちやご感想はいかがでしたか?
石黒先生:キタンクラブから発売された、絵本の化け猫たちのカプセルトイ「ばけねこぞろぞろ」です。絵本の中で、様々な妖怪に化けた猫たちが列をなして行進しているのですが、その化け猫たちが立体化されたものです。台湾で個展を開催している最中にこのお話のメールをいただき、とても興奮しました。精巧で可愛らしい造形の化け猫たちに、大変感動しました。
▼石黒亜矢子先生の作品で初めて立体化された、キタンクラブが2017年に発売した「ばけねこぞろぞろ」。

Image credit:株式会社キタンクラブ
玩具人:前問に続きまして、数ある立体化作品の中で、石黒先生が最もお好き、あるいは最も印象に残っている商品はどれでしょうか? その理由もお聞かせください。
石黒先生:全部好きで印象深いので選べないのですが、強いて言うなら「カンフー猫」です。理由は、オリジナルソフビのために生まれたキャラクターだからです。ソフビのために完全オリジナルで描き下ろしたのは、今のところこれだけです。
▼東京・世田谷文学館で開催された石黒亜矢子展『ばけものぞろぞろ ばけねこぞろぞろ』の展覧会グッズ『カンフー猫』。パッケージは著名なデザイナーである大島依提亜氏が手掛けました。

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玩具人:石黒先生はたくさんのペットを飼われていて、Xでは彼らの愛らしい日常を頻繁にシェアされていますね。特に猫の「てんまる」くんと「とんいち」くんは、先生の創作に影響を与えていますか? また、「てんまる」くんと「とんいち」くんが先生の創作の邪魔をすることはありますか?
石黒先生:てんまるととんいちは、もう完全に癒やしですね。休憩中に抱っこしたり一緒に寝たり、絵のモデルにもなってくれます。例えば、肉球の形を観察させてくれたりします。
てんまるはお腹が空くとずっと鳴いていて、それでも無視していると背中を爪でかいてきたり、奇声を発したりします。とんいちはたまに机の上に飛び乗ってきて、絵の上でゴロゴロして毛だらけにします。
▼石黒先生の愛猫、てんまるくん(左)ととんいちくん(右)。彼らは時々、先生の作品にも登場します。

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玩具人:先生のアトリエの様子を少しお見せいただくことは可能でしょうか?
石黒先生:寝室兼仕事場で、寝具と爬虫類と収集したおもちゃと猫の寝床がごちゃごちゃに置いてあります。アトリエというものではなく、普通の住宅の部屋です。
玩具人:普段はどのようにしてインスピレーションを得ていますか? あるいは、創作のインスピレーションを得るための特別な方法はありますか?
石黒先生:よく聞かれるのですが、特にこれといったことはありません。日常生活の中で、本を読んだり、映画を観たり、展覧会に行ったり、散歩したり、ぼーっとしていたりする時に、ふとアイデアが湧いてきます。特別な方法というのはないですね。
玩具人:「デビルニャン」の創作秘話についてお聞かせください!
石黒先生:私は『デビルマン』が大好きなので、Unbox industriesさんからお話をいただいた時はとても興奮しました。化け猫とデビルマンの融合は得意分野なので、とても楽しく制作できました。
▼デビルニャンの造形だけでなく、パッケージのボックスアートや「Devilnyan」の文字も石黒先生の手によるものです。

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玩具人:収集されている、あるいは特にお好きなおもちゃはありますか? なぜそれを集めようと思われたのでしょうか?
石黒先生:おもちゃが大好きなので、ぬいぐるみやソフビ、フィギュアなど色々集めています。一時期は『グレムリン』シリーズのおもちゃを専門に集めていたので、ギズモをたくさん持っています。ソフビでは『ウルトラマン』や『ゲゲゲの鬼太郎』が特に好きです。フィギュアに関しては、アメコミヒーローや『ジョジョの奇妙な冒険』に夢中です。
▼石黒先生は時々、Xで最新の玩具コレクションをシェアされています。デザイナーの個展やワンダーフェスティバルでお目当ての玩具を探しに行かれるそうです。

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▼石黒先生は、最新のソフビコレクションや飼育している爬虫類の日常をシェアするための専用のINSTAGRAMアカウントもお持ちです。
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玩具人:創作活動以外の趣味について教えてください!
石黒先生:爬虫類を飼育してもう何年にもなります。今年からキックボクシングを習い始めました。運動神経は悪いのですが、ミットやサンドバッグを打つのは爽快です。最近は海釣りにも興味がありますが、まだ試したことはありません。船酔いするので、陸っぱりでしか釣りができません。
▼2匹の愛猫の他に、石黒先生はトカゲのオクヤスとフリオも飼育されています。

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玩具人:最後の質問です。『あなたにとって“おもちゃ”とは何ですか?』を手書きまたは手描きでご回答いただけますでしょうか。
石黒先生:私にとっておもちゃとは「宝物と思い出」です
▼ 玩具人はこの度、石黒亜矢子先生およびUnbox industries様とのコラボレーションにより、玩具人限定バージョンの『デビルニャン Devilnyan』を発売させていただくことになりました!

詳細な販売方法については…「近日」公開予定です。どうぞ最新情報にご注目ください。
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