
「B級映画の帝王」として知られる伝説的な映画監督兼プロデューサーのロジャー・コーマンが、5月9日にカリフォルニア州サンタモニカの自宅で亡くなった。98歳だった。彼の家族がエンタメ誌『Variety』に認めた。
ロジャー・コーマンは、数多くの低予算B級映画の監督・製作で知られ、代表作には『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』や『白昼の幻想』などがある。また、未公開ながらも「マーベルの黒歴史」の一つとなった1994年版『ファンタスティック・フォー』も手掛けた。
コーマンはその輝かしいキャリアの中で、マーティン・スコセッシ監督やフランシス・フォード・コッポラ監督から、名優ジャック・ニコルソン、ロバート・デ・ニーロに至るまで、映画界の多くのスターを発掘した。コーマン自身も、彼らが手掛けた『ゴッドファーザー PART II』や『羊たちの沈黙』といった作品にカメオ出演することが度々あった。

家族は声明で次のように述べている。「彼の映画は革命的で、常識を打ち破り、時代の精神を捉えていました。後世にどう記憶されたいかと尋ねられた時、彼は謙虚にこう答えました。『私はただの映画製作者だった、それだけだ』と。」
2009年11月、コーマンは第1回ガバナーズ賞でアカデミー名誉賞を受賞。ロン・ハワード監督は彼に敬意を表し、重要な役職に女性を起用するなど、年齢、人種、性別による職場の壁を打ち破ったことに感謝の意を述べた。
via: Variety