
ハリウッドで長年活躍する黒人俳優として、エディ・マーフィはデビュー以来、酒もドラッグも一切口にしていない。彼にとって、このような環境で健康的な習慣を維持するのは非常に困難だったという。このコメディアンは最近、『ニューヨーク・タイムズ』のポッドキャストのインタビューに応じ、故ポップ界のレジェンドたちから教訓を得たと語った。
対談の中で、ホストのデヴィッド・マルチェーゼは、かつてマーフィがエルヴィス・プレスリー、マイケル・ジャクソン、プリンスといったポップ界のスターたちと肩を並べるほどの知名度を誇っていたにもかかわらず、彼らが薬物乱用により早逝したことを指摘。これに対し、『ビバリーヒルズ・コップ』のスターは、彼らの物語が自分にとって警鐘だったと明かした。
「僕は昔からお酒は飲まないんだ」とエディ・マーフィは振り返り、30歳で初めてマリファナを経験した時のことを語った。「僕が手を出したドラッグはせいぜいマリファナくらいだ。19歳の頃、あるブルースバーに行ったのを覚えている。ジョン・ベルーシとロビン・ウィリアムズが僕の隣にいたんだ。彼らはコカインを吸い始めたけど、僕は丁重に断った。これは道徳的な表明をしているわけじゃなくて、ただ興味がなかったんだ。そういう欲求や好奇心がなかった。あの瞬間、神様が僕を見守ってくれていたんだと思う」

彼は、ハリウッドは白人社会であり、黒人俳優には後ろ盾がなく、すべてを自力で切り開かなければならないと説明する。若くして名声を手に入れると、特に黒人である場合、まるで地雷原を歩いているようなもので、いつ破滅につながるようなことが起きてもおかしくないという。
「今振り返ると、地雷原の中を35年、40年も歩き続けられたのは、簡単なことじゃない。きっと神様が見守ってくれていたんだ」
エディ・マーフィ主演の新作『ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・F』は、2024年7月3日にNetflixで配信開始される。
via: NY Times