『モービウス』監督、酷評されたソニー映画は「自分には合わなかった」と本音を吐露

2022年に公開されたソニー・マーベル映画『モービウス』以降、ダニエル・エスピノーサ監督はヨーロッパに戻り、新作長編映画『マダム・ルナイ』を撮影。同時に、Netflixと組んでドラマシリーズ『ヘリコプター・ハイスト: 舞い降りた略奪者』も手掛けている。先日、エスピノーサ監督は米メディア『Deadline』のインタビューに応じ、『モービウス』製作時の経験や感情を含め、ハリウッドでの映画製作の道のりを振り返った。

「アメリカで12年間過ごしました…この数年の間に、自分がやっていることが、映画を撮り始めた当初の目的から少しずつ離れていっていることに気づき始めました。だから、何らかの方法で原点に戻る必要があったんです」

ダニエル・エスピノーサは『モービウス』の撮影経験についてさらに語り、同作の興行成績不振が彼に影響を与えたかという問いに対し、「はい、その通りです。意思決定チームを通じて映画を製作することは、私にとって非常に困難なことでした。おそらく、私よりも適任の監督がいた方が良かったでしょう」と率直に認めた。

『モービウス』は全世界での興行収入がわずか1億6,700万ドルにとどまり、他の大規模なスーパーヒーロー映画と比較すると、かなり失敗した作品となった。批評家や観客からの評価も散々で、第43回ゴールデンラズベリー賞では5部門にノミネートされ、最終的に最低主演男優賞と最低助演女優賞を受賞している。

今年2月に公開された『マダム・ウェブ』よりは成績が良かったとはいえ、これもまた「失敗した超大作ヒーロー映画」の中では、比較的マシだったという程度に過ぎない。

「私は業界で多くの意見を持つ人間ですが、ソニー・ピクチャーズはおそらく、そのような監督を必要としていなかったのでしょう」とダニエル・エスピノーサは付け加えた。


via: Deadline