
ここ2年、『プリシラ』(Priscilla)や『シビル・ウォー』(Civil War)で目覚ましい活躍を見せている新世代女優ケイリー・スピーニーが、現在公開中の『エイリアン』シリーズ最新作『エイリアン:ロムルス』(Alien: Romulus)でも素晴らしい演技を披露している。
彼女は先日、『EMPIRE』誌に対し、『プリシラ』がソフィア・コッポラ監督(下図右)と彼女が最初に組む予定だった作品ではないことを明かした。「私が初めてオーディションに合格したのは、コッポラ監督の『リトル・マーメイド』映画でした。でも、その映画は結局中止になってしまったんです」。

スピーニーが言及している『リトル・マーメイド』映画は、後にハリー・ベイリーが主演したディズニー版ではなく、ユニバーサル・ピクチャーズが企画していた、より「原作に忠実」なダークな物語だったという。「私はセリフのない人魚を演じる、すごく奇妙なオーディションテープを送りました」と彼女は語り、そのスタイルは「奇妙で前衛的」で、コッポラ監督の作風に非常に合っていたと表現している。
その後、スピーニーはコッポラ監督の『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』(The Beguiled)のオーディションも受けたが、この作品は最終的にニコール・キッドマン、キルスティン・ダンスト、コリン・ファレル、エル・ファニングが主演することになった。スピーニーは最終的に出演できなかったことに少し落胆したと明かしているが、この2度の経験があったからこそ、後にコッポラ監督から『プリシラ』の主人公プリシラ役に抜擢されることになったのだという。
コッポラ監督は2014年にユニバーサルと、ディズニー版よりもダークで原作に忠実な『リトル・マーメイド』映画の監督について交渉していた。しかし、当時の水中撮影技術がまだ未熟だと考えていたことや、ユニバーサルの一部の男性幹部からこの企画の市場性が疑問視されたこともあり、最終的に両者は決裂したとのことだ。
via: Empire