ティム・バートン、「引退を考えていた」と告白!『ウェンズデー』撮影中に『ビートルジュース』続編の着想を得る「35年間の成長と変化を探求したい」

ティム・バートンが、再び『ビートルジュース』の正統続編を携えて大スクリーンに戻ってくる。しかし、このキャリア40年以上の鬼才監督は、実は引退を考えていたという。

最新号の『Total Film』誌では、マイケル・キートンが演じる「ビートルジュース」が表紙を飾っている。バートンは同誌のインタビューで、数年前に監督業からの引退を決意していたことを明かした。しかし、彼がNetflixシリーズ『ウェンズデー』の撮影中に、落ち着きを取り戻し、映画製作への情熱を再発見したという。

「ルーマニアでの9ヶ月間の撮影中、時々山を散歩して物事を考えていた。『ウェンズデー』の撮影は、僕が創作を好きになった原点を取り戻させてくれたんだ。それはまるで、ドラマのスケジュールの中で映画を撮るようなもので、ペースが速くて、とても刺激的だった。当時、僕たちの目的は続編やシリーズを作ることにあったわけじゃない。ちなみに、シリーズという概念を初めて聞いたのは、『バットマン リターンズ』の時だけど、その時はゾッとしたよ。」

『ウェンズデー』の撮影期間中、バートンは自身がこの業界に入ってから人生がどのように変化したかを考え始め、それが『ビートルジュース』のリディア・ディーツを思い起こさせた。1988年に15歳のウィノナ・ライダーが演じたこのキャラクターが、どのように成長しただろうかとバートンは考え始めたのだ。

バートンは説明する。「突然、この映画を完成させたいという感情に突き動かされたんだ。このキャラクターと、人々が35年間でどのように人生を変化させてきたかを探求することが、僕の感情的な動機だった。年を取るとどうなる?世慣れて、結婚して子供を持つ。これらすべてが人を変える。今、僕自身も経験したから、これらのことについてより深く理解できるんだ。」

新作『ビートルジュース』映画がオリジナルから30年以上もの時を経て公開されることを考えると、将来的にさらなる続編やシリーズ展開の可能性はあるのだろうか?本作の製作チームにとって、目の前の仕事をやり遂げることが現在の責務だ。

プロデューサーのトミー・ハーパーは、「私たちはまだ映画の将来の方向性について話し合っていません。今はただ、この一本をしっかり作り上げることに集中したい。きちんと仕事をすれば、どんなことでも起こりうるでしょう」と語った。

バートンもまた、この「続編」を「前作よりも優れている」と呼ぶことには抵抗があるという。「本当に、すべてがうまくいくことを祈るばかりだよ。この映画は、オリジナル作品の精神に基づいた環境で撮影されたと感じている。映画の出来がどうであれ、僕にとってはとても良い経験だったんだ。」

via: Total Film Total Film