『野生の島のロズ』週末興収が異例の好調? 北米の映画館が分析:未成年がチケットを買い「潜入鑑賞」した『テリファー 聖夜の悪夢』……

ドリームワークス・アニメーションの『野生の島のロズ』は世界中で好評を博しているが、一方でスリラーホラー映画『テリファー 聖夜の悪夢』も予想外のヒットを記録し、同時期公開のメジャー作品『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』を圧倒した。しかし、一部メディアは、『野生の島のロズ』の興行収入の一部が、このR指定映画のおかげだという見方を示している。

『ハリウッド・リポーター』の報道によると、『テリファー 聖夜の悪夢』は北米公開時にレーティング審査を受けていなかったものの、AMC、シネマーク、リーガルといった北米の主要シネコン3社はR指定作品として扱った。しかし、そのうち2社のチケット販売システムを見ると、先週末から『野生の島のロズ』の興行収入が顕著に上昇しており、特に先週月曜日の先住民の日(Indigenous Peoples' Day)の祝日にはその傾向が顕著だったという。

両映画館は、かなりの数の未成年観客が『野生の島のロズ』のチケットを無事に購入した後、実際には『テリファー 聖夜の悪夢』の血みどろの体験を「聖地巡礼」すべく潜入したと推測している。

若者たちが『テリファー 聖夜の悪夢』のためにあらゆる手段を講じるのには理由がある。同作はすでに今年の北米オープニング週末興行収入で最高のホラー映画となっており、特に『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の興行収入が振るわなかったことが、『テリファー 聖夜の悪夢』が首位を獲得する機会を与えた。同作はRotten Tomatoesで74%の高評価を獲得しており、アメリカの興行収入史上、未分級映画としては最高額を記録する可能性を秘めている。これはホラー映画ジャンルにとって、間違いなく大きな功績と言えるだろう。

しかし、『テリファー 聖夜の悪夢』の北米公開後、鑑賞中に嘔吐などの体調不良を訴え、途中で退場する観客が続出したと報じられている。興行側は急遽、鑑賞者全員に嘔吐袋を配布すると発表し、多くの映画館では医療スタッフが館外で待機する事態に。この映画が未成年層の「度胸試し」に本当に適しているのかは、見た者にしか分からないだろう。

via: THR