金城宗幸先生原作、ノ村優介先生作画のサッカー漫画『ブルーロック』。前回のワールドカップ開催中にアニメが放送され、その魅力的なキャラクターデザインも相まって、圧倒的な人気を博しました。今年4月には劇場版『ブルーロック -EPIOSODE 凪-』も公開され、こちらも好成績を収めています。
そんな大人気作品のアニメ第2期が10月から放送中なのですが、現在第3話まで放送された時点で、多くの視聴者やファンからアニメの演出に対して不満の声が続出しています。過剰な「静止画」(止め絵)や3Dモデルの多用により、スポーツ作品に求められるキャラクターの躍動感が表現できていない、と指摘されており、中にはスポーツ作品ではないアニメよりもひどい、といった厳しい意見も飛び交っているようです。

海外のネットユーザーからは、2012年公開の劇場版『名探偵コナン 11人目のストライカー』と比較する声も上がっています。『コナン』は劇場版で予算が潤沢だったかもしれませんが、サッカーの描写では「選手が動いている」という表現があり、キャラクターが実際に動き、試合の進行が感じられます。
それに比べて『ブルーロック』は、キャラクターが実際にフィールドで動いている描写が少なく、ほとんどが「静止画」にキャラクターのセリフが乗る形式。まるで「PowerPoint」のように一枚絵が次々と表示され、そこに音声が当てられているかのよう、とまで言われています。ゴールを決めるシュートシーンですら描写がないこともあり、昨年度のコミック売上トップクラスなのに、アニメは予算不足に見えるし、スポーツアニメに必須の動きがほとんどないのはどういうこと?と疑問の声が上がっています。
『黒子のバスケ』のように、選手がドリブルからダンクを決めるような描写こそ、スポーツアニメの醍醐味ですよね。
日本の視聴者からも、『ブルーロック』のアニメ表現に失望の声が上がっています。商業的には大成功している作品なのに、一番人気を加速させるはずのアニメがこのクオリティでは…と、多くのファンが残念に思っているようです。物語はU-20戦という原作のクライマックスに突入しようとしているだけに、このまま作画崩壊が続くのではないかと心配されています。

さらに最新話では、適性試験で凛や士道と組んだ5対5の混戦で、主人公・潔がゴールを決めるシーンが、漫画のコマを拡大して前に進めるような表現にとどまり、肝心のアクションが省略されていました。これではアニメ制作陣のこだわりが感じられませんし、視聴者からは「出版社の漫画宣伝動画みたい」とまで揶揄されています。

実は『ブルーロック』第1期でも同様の表現は使われていましたが、当時はファンもそこまで厳しくなかった印象です。しかし、大ヒットした後の第2期で、まさか表現レベルが全く上がっていないとは…。これでは多くのファンや視聴者がガッカリするのも無理はありません。特にこれから物語のクライマックスに突入するだけに、どうか後半に予算を温存していると信じたい…!(?)