登場から17周年を迎えたバーチャル・シンガー『初音ミク』。今なお数多くのコラボが展開され、その人気の健在ぶりはご存知の通り。二次創作も後を絶たず、Pixivでは長年ランキング上位の常連として君臨しています。
そんな中、『初音ミク』の音声合成ソフトを開発するクリプトン・フューチャー・メディア株式会社が昨日(12月4日)、突如として声明を発表。初音ミクをはじめとする自社キャラクターの利用について、一部でガイドラインの範囲を逸脱したケースがあり、多くの問い合わせが寄せられていることを明かし、この状況について「大変遺憾であり、心を痛めております」とコメントしました。

公式サイトの発表によると、問題となっているのは「ピアプロ・キャラクター・ライセンス(PCL)」の運用に関する現状のようです。
最近、SNS等で発信されている一部の弊社キャラクターのご利用や、それらに関する報道について、ファンの皆様から多くのご意見やお問い合わせをいただいております。
弊社では、二次創作をご希望のクリエイターの皆様が、都度弊社へ許諾確認のご連絡をすることなく、「ピアプロ・キャラクター・ライセンス」(以下、PCL)で定める範囲で弊社キャラクターをご利用いただけるよう、ガイドラインを設けております。個別の利用許諾は行っておりませんので、こちらのガイドラインに沿ってご利用ください。
創作活動の形は様々ですが、いずれの活動においても、以下の事項は禁止事項となります。
1. 二次創作物を、宣伝・広告を目的として利用すること
2. 他者の作品を、自身の作品であると偽ること
3. キャラクターの価値を損なうような形で利用すること
4. 他者を不快にさせたり、傷つけたりする目的で二次創作物を利用すること

突然の声明に「一体何があったのか?」と戸惑うファンも多いかもしれません。ネット上の議論では、以前、初音ミクとの「結婚」を公表して話題になった男性、近藤顕彦さんの名前が挙がっています。近藤さんが自身の言動を巡ってSNSでたびたびユーザーと論争を起こしており、その際に初音ミクの名前を出すことが、結果的にミクへの反感を招き、ブランド価値を貶めているのではないか、と指摘されているのです。




▼ 最近では、近藤さんが初音ミクのために女性用下着を購入したと投稿し、店側を困惑させた一件が物議を醸しました。この件について、彼は「法律に違反しなければ何をやっても良い」と主張し、他のユーザーと激しい論争を繰り広げました。この発言には、ミクのファンからも多くの批判が寄せられています。



今回の声明は、改めてキャラクター利用の規範について注意を促すものですが、公式が言及した「最近寄せられたご意見やお問い合わせ」の中に、前述のような問題が多く含まれていたことは想像に難くありません。創作活動は本来自由であるべきですが、公式は「キャラクター達へのご配慮をいただき、ご自身の活動がガイドラインの範囲に沿ったものであるか、今一度ご確認いただけますようお願い申し上げます」と呼びかけています。
ファンの個人的な活動にどこまで口を出すべきか、非常に難しい問題ではあります。しかし、キャラクターの名前を盾に他者を不快にさせたり、そのイメージを損なったりする行為がエスカレートすれば、公式が声明を出さざるを得なくなるのも当然かもしれませんね。