『ボーダーランズ』『ザ・クロウ』など大作が相次ぎ大コケ!ライオンズゲートが財政難に陥り、売却を検討中

(画像:ライオンズゲート)

2024年はライオンズゲートにとって厳しい年となった。手掛けた複数の映画が次々と興行的に失敗し、軒並み大コケしている。制作費1億ドル以上を投じた『ボーダーランズ』はわずか3200万ドルの興行収入にとどまり、5000万ドル以上を費やした『ザ・クロウ』は2300万ドル強、フランシス・フォード・コッポラ監督が私財1億2000万ドルを投じて製作した『メガロポリス』も1300万ドル強の売り上げに終わった。7年前に3億ドル以上の大ヒットを記録した『ワンダー 君は太陽』の前日譚『ホワイトバード はじまりのワンダー』も850万ドルという寂しい結果に。ライオンズゲートの2024年の運気はどん底と言えるだろう。

(画像:ライオンズゲート)

しかし、相次ぐ興行収入の低迷は、ライオンズゲートが直面している最近の変化の全てではない。『ブルームバーグ』の報道によると、アンソン・ファンズ・マネジメントがライオンズゲートの売却検討を支援しているという。同社は、ライオンズゲートが保有する豊富なライブラリーが、従来のメディア企業、デジタルメディア企業、あるいはAI企業にとって魅力的な買収ターゲットになる可能性があると見ている。

アンソン・ファンズ・マネジメントはまた、内部管理の問題と複数の映画の興行失敗により、ライオンズゲートの株価がウォルト・ディズニーやワーナー・ミュージック・グループといった同業他社を大きく下回っていると指摘。同社は、ライオンズゲートが現在進めている事業分割を強く支持しており、傘下のストリーミングサービスおよび有料ケーブルテレビチャンネルStarzの分割が完了した後、自社IPの関連商品展開やブロードウェイ舞台劇の制作など、他の収益源を開拓して財務状況を改善することを期待している。さらに、もう一つの子会社である3 Arts Entertainmentの分割も検討すべきだと提言している。

via: Bloomberg