漫画家・桂正和先生の初となる長編連載ヒーロー作品『ウイングマン』。連載完結40周年を記念して実写ドラマ化が発表され、今年10月からは令和の時代に復活。先日最終回を迎え、ファンからは好評を博しました。
もちろん、実写化となると原作からのストーリー変更や設定の改変はつきもの。この件について、昨日(12/29)原作者の桂正和先生ご自身がX(旧Twitter)で心境を吐露。長らく楽しみにしていた実写化について、どのような思いで臨んだのかを語ってくれました。

桂先生はポストで、「原作改変」という言葉を聞いてがっかりするファンもいるかもしれない、と前置きし、自身の考えを述べました。
自身の作品は、基本的には過去のものがほとんど。映像化の機会をいただけるだけでも、大変ありがたいことだと感じているそうです。一年連載や数年にわたる大型企画は、なかなか実現が難しいとのこと。
そのため、映像化の際にはストーリーや設定が変更されることが多々あると説明。これまでの映像化経験を経て、「抵抗するよりも、その事実を受け入れることを覚えた」と語っています。さらに、桂先生自身も「原作で気になっている部分を修正したい」という気持ちや、「新しい驚きを提供したい」という思いがあるとのこと。新しい要素を加える際も、スタッフは原作への愛を持って接し、桂先生の意見を全面的に尊重してくれたそうです。
しかし、「ファンの方々が『原作に忠実なのが一番』と感じる気持ちは、とてもよく理解できる」とも。だからこそ、映像化を検討する際には、あらゆる段階で慎重に、そして作品の最も重要な部分は守り抜くことを徹底しているそうです。さまざまな条件の中で、「より面白いものを作れるか」「原作の魅力をどう伝えるか」を全力で挑戦していると語り、「チームは本当に頑張っています」とファンに安心を呼びかけました。

「原作改変」への見解を述べた上で、最後は「とは言え、一ミリも変えちゃダメって言われたら、もうお手上げですけどね、ハハハ!」とユーモラスに締めくくりました。
もちろん、ストーリーの展開には「分かりにくい部分もあったかもしれない」と正直な気持ちも吐露。特に、続編を匂わせるようなラストについては、「単に結末に余韻を残し、面白い終わり方にしたかっただけ」と説明しています。これはちょっとした「お預け」のようなもので、もしかしたら本当に続編が実現する日も来るかもしれない、と期待を持たせました。

『ウイングマン』が40年前の作品でありながら、令和の時代に実写ドラマとして復活できたことは、多くの古参ファンにとって感涙もの。しかも特撮ヒーロー作品となれば、並大抵のことではありません。
「原作改変」については、桂先生がドラマのストーリー会議にほぼ全力で参加していることもあり、今回の実写化は先生自身も納得のいくものだったようです。今後、実写化と聞くと「原作破壊」と疑われがちな風潮も、制作チームの熱意と原作者の関与度次第で、印象は大きく変わっていくのかもしれませんね。
via: 《銀翼超人》真人日劇官方 X