『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』監督、ドリームキャストの名曲が映画に持つ意味を語る ― 一方でCrush 40はセガを著作権侵害で提訴

SEGAの同名ゲームを原作とする実写映画『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズの第3弾が、2024年12月20日に全米で公開されると(日本では12月27日公開)、興行収入で素晴らしいスタートを切った。公開初週末には同時期に公開された『ライオン・キング:ムファサ』を打ち破り、懐かしいキャラクターやオマージュ、おなじみの音楽が古くからのファンや映画ファンの間で大きな話題を呼んでいる。

映画『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』では、トム・ホーケンバーグが手掛けた劇伴に加え、ザ・ビーチ・ボーイズの「Wouldn't It Be Nice」、ジャクソン5の「I Want You Back」、ONE OK ROCKの「Neon」といった楽曲が使用されている。さらに、原作ゲームである『ソニックアドベンチャー2』に収録され、Crush 40が歌う名曲「Live and Learn」もフィーチャーされている。

『ソニック』シリーズのゲームファンにはおなじみだが、今回の映画『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』は『ソニックアドベンチャー2』の物語をベースにしている。このゲームはアンチヒーロー「シャドウ」が初登場した作品でもあり、本作の監督ジェフ・ファウラーはインタビューで、この名曲をゲームから映画へと取り入れた意義を説明した。

「今回の映画『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』では、すべての要素が綿密に設計されています。Crush 40の『Live and Learn』は、『ソニックアドベンチャー2』にとって切り離せない一部であり、映画にとっても不可欠な要素だと考えています」とファウラーは語る。「そのため、作曲家のトム・ホーケンバーグも、この曲を巧みに映画に溶け込ませ、シャドウに深みを与える機会を賢く見つけてくれました」

「特に映画の冒頭、マリアがギターでこの曲のフレーズをいくつか弾くことで、映画全体の基調が築かれています。この曲の存在は非常に重要であり、ファンの方々がこの名曲への私たちのトリビュートを気に入ってくれると確信しています」

このような演出は、『ソニック』シリーズの古くからのファンを大いに喜ばせたが、その一方で、ファンにとって名曲であるこの「Live and Learn」が、ゲーム会社セガに法的な問題をもたらしている。

Crush 40のメンバーであるジョニー・ジョエリは最近、セガを相手に訴訟を起こした。彼は、セガおよび任天堂の『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズなど複数のゲームで、自身の許可なくこの楽曲が無断で使用されたと主張しており、楽曲のマスター音源と作曲の所有権を保持していると訴えている。現在、この訴訟の行方はまだ明らかになっていない。

via: Comicbook.com