日本最大級の同人誌即売会 Comic Market(コミックマーケット)、通称コミケが12月29日・30日(C105)に開催されました。今回はコロナ禍以降で最も人出が多かったと言われ、両日とも会場は熱気あふれる大盛況ぶりでした。
そんな中、ある同人サークルの頒布者さんが体験した出来事が話題になっています。販売していた百合成人漫画を海外のお客さんが手に取り、興味津々で読み進めていたのですが、その方が発した一言に頒布者さんは複雑な心境になったそうです。

頒布者さんによると、せっかくコミケに来てくれた海外のお客さんが、ご自身の描いた百合成人漫画をじっくりと読んでいたとのこと。とても興味を持ってくれているようだったので、詳しく作品紹介をしようとしたその時、お客さんは残念そうにこう告げたそうです。「私の国では、こういうものは所持が禁止されているんです。」頒布者さんは「本当に可哀想に感じました。私の作品をすごく気に入ってくれたのに、諦めるしかなかったんですから」と語っています。

このエピソードはネットでも大きな反響を呼びました。確かに一部の欧米諸国では、宗教上の理由からBLや百合、さらには過激な成人向け表現といった題材が規制の対象となり、発禁処分になるケースもあるようです。
中には「女子校の友だちも、宗教上の理由でBL本はダメって言われてたけど、コミケで買ったBL同人誌を学校のロッカーに隠してたな。あのガチ勢腐女子の抵抗精神、マジ最高!」といった共感の声も寄せられています。

「これこそ日本が守るべきもの(?)」と冗談交じりにコメントするユーザーも。やはり創作題材に制限があるというのは、ファンにとっては残念でなりませんよね。

もちろん、こういった問題は多くの国で共通の課題であり、程度の差こそあれ存在します。しかし、日本のように創作の自由度が高い国だからこそ、ACGや同人文化が世界に冠たる発展を遂げたのかもしれませんね。
via: togetter