(画像提供:ワーナー・ブラザース)
旧DCユニバースに属する映画『ザ・フラッシュ』は、一昨年のサマーシーズンに公開されるも興行的に大失敗。2億ドル以上の製作費に対し、最終的な世界興行収入は約2億7000万ドルにとどまり、宣伝費や劇場との配分を差し引くと、完全な赤字となった。この興行的失敗の原因は、主演エズラ・ミラーをめぐる度重なる不祥事や、DCユニバースの刷新に対するファンの反発にあると広く見られているが、アンディ・ムスキエティ監督は異なる見解を持っている。

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ムスキエティ監督は最近、「Radio TU」のインタビューに応じ、自身が考える『ザ・フラッシュ』の興行不振の要因を分析。まず、ミラーが引き起こしたPRの悪夢について認めた。「ご存知の通り、『ザ・フラッシュ』の失敗はメンタルヘルスの問題が招いた結果です。そういうことなんです。ひとまずそう言っておきましょう。彼(ミラー)はメンタルヘルスの問題に取り組んでいました。映画を作っていると、コントロールできないことがいくつかあります。その一つが、俳優が直面するPRの危機です。ご存知でしょうが、彼はトラブルを起こし、ハワイで逮捕されました。私自身は彼との仕事はとても楽しかったです。彼は素晴らしい俳優であり、素晴らしいコメディアンです。彼には本当に驚かされました。しかし結局のところ、私はそういった騒動に巻き込まれることになったのです」
続けてムスキエティ監督はこう語った。「他の要因はさておき、この映画自体が4クアドラント(全方位の観客層)にアピールする作品ではなかった。それが敗因です。2億ドルをかけて映画を作るとき、ワーナー・ブラザースはあなたのおばあちゃんまで劇場に呼び込みたいと考えるものです。しかし、あるプライベートな会話で、多くの人々、特に女性観客の2つの層が、フラッシュというキャラクターに全く関心がないことに気づきました。これは私の認識を完全に覆すものでした」
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ムスキエティ監督が言及した「4クアドラント」とは、ハリウッド業界で観客層を分類する用語で、「25歳以上の男性」「25歳以下の男性」「25歳以上の女性」「25歳以下の女性」の4つを指す。監督が述べた「女性観客の2つの層」とは、つまり全ての女性観客がフラッシュに興味がなかったということだ。しかし、作品の評価自体は決して悪くなく、多くのメディアや観客からは、全体として一定の水準に達しているとの声が上がっていた。
同じ「Radio TU」のインタビューで、ムスキエティ監督は『IT/イット』の前日譚ドラマシリーズ『IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー』について、将来的な「複数シーズン」の構想についても語っている。
via: Radio TU