「クレカ決済問題」がさらに拡大か―人気美少女ゲームブランド「ゆずソフト」と成人向け漫画サブスク「Komiflo」が相次いでVISA決済の停止を発表

「またか…」と思った方も多いのでは? 人気美少女ゲームブランド「ゆずソフト」と、成人向け漫画のサブスクリプションサービス「 Komiflo」が、1月27日に相次いで一部サービスにおけるVisaクレジットカード決済の停止を発表し、ネット上で大きな波紋を広げています。

かつては同人サークル「TEAM-EXODUS」として活動し、数々の人気作を世に送り出してきた「ゆずソフト」。公式発表によると、同社の公式通販サイトでVISAクレジットカードが利用できなくなったとのこと。原因については「弊社では分かりかねる」としており、ユーザーには他の決済方法を利用するよう呼びかけています。

また、成人向け漫画の読み放題サービスでおなじみの「Komiflo」も同日、「弊社では制御できない要因」により、月額料金の支払いにVISAクレジットカードが利用できなくなったと発表。すでにVISAで自動引き落としを設定している会員への影響を考慮し、7日間の猶予期間を設け、その間に決済方法を再設定するようアナウンスしています。

今回のVISA決済停止の明確な原因は不明ですが、近年の動向から、クレジットカード会社による成人向けコンテンツへの決済審査が厳格化していることが背景にあるとみられています。

このクレジットカードの表現考査をめぐる問題は、2022年7月にDMM.comでMastercardが利用停止となったことを皮切りに、DLsiteや絶版漫画を扱う「漫画図書館Z」、同人誌通販大手「Melonbooks」など、成人向けコンテンツを扱う多くのプラットフォームで相次いで発生しています。

MastercardやJCB、American Express、あるいはBitcash、コンビニ決済、銀行振込といった代替手段は残されているものの、特定のカードブランドが利用できなくなるケースが常態化しつつあるのが現状です。この状況に、ネット上では「いい加減にしてほしい」「どうにかならないのか」といった怒りや戸惑いの声が多数上がっています。

参議院議員の山田太郎氏や赤松健氏、そして関連NGOなどは、この「決済ブロック」問題の解決に向けて動いています。しかし、原因の究明は難航しており、法的な整備を求める声も高まっています。

クリエイターや我々ファンの表現の自由にも関わるこの問題。オタク文化や成人向けコンテンツへの風当たりが強まっているのか、あるいは別の要因があるのか…。まずは、より透明性の高いルール作りと、問題の根本原因の解明が待たれます。


via: itmedia