NVIDIAのグラフィックボード「RTX 5090」と「RTX 5080」が、予想通り各地のPCショップで一斉に発売された。結果もまた、予想を裏切らないものとなり、この新しいRTX 50シリーズのグラボ2種は発売と同時に即完売。手に入れられた幸運な人もいれば、しばらく様子見を決めた人もいるが、この機を狙っていた転売ヤーが大量のグラボを確保し、すでにeBayで高額転売を開始。RTX 50シリーズの供給不足問題が再燃している。

▼グラボ発売前夜、米国のショップ前ではテントを張って並ぶPCゲーマーの姿も
▼台湾での盛況ぶり
報道によると、転売ヤーによる販売価格は6,000ドル以上に高騰しており、希望小売価格1,999ドルに対し、実に200%もの値上がりとなっている。さらに、ASUSなどのメーカーもグラボの価格を引き上げ始めており、例えばASUSの「ROG Astral」モデルは2,799ドルと、定価から40%の値上げとなっている。
このような価格引き上げはハイエンドグラボ市場では珍しくないものの、800ドルという値上げ幅は消費者の不満を招くには十分だ。

海外メディアは、この供給不足の原因がNVIDIAの「Blackwell」プロセッサの設計上の欠陥に関連している可能性があると見ている。NVIDIAのジェンスン・フアンCEOが明かしたところによると、「Blackwell」の設計に欠陥があるため生産における歩留まり率が低く、それが「RTX 5090」および「RTX 5080」の生産に影響を与えているという。NVIDIAのグラボとデータセンター向けのプロセッサは同じ製造プロセスを共有しているため、データセンター向けチップの生産に問題が生じると、コンシューマー向けグラボの供給も影響を受けることになる。
現在のところ、「RTX 5090」と「RTX 5080」の在庫は依然として非常に逼迫しており、市場の需要は強いものの、購入を希望するゲーマーは辛抱強く待つ必要がある。時間の経過とともに在庫状況は改善されるかもしれないが、現状は多くのゲーマーにとって、がっかりさせられる買い物体験であることは間違いない。
via: IGN