
テクノロジーの進化とともに、かつて一世を風靡した電子機器の多くは、新しいデバイスにその座を譲ってきました。しかし、最近公開されたあるレトロなデジタルカメラの稼働動画が、ネット上で大きな話題を呼んでいます。1997年に発売されたSONYのデジタルカメラ「MVC-FD7」が、発売から約30年が経過した今もなお現役で動作し、写真の撮影・保存までこなしているというのです。これには、当時このカメラに憧れた多くのユーザーが驚きを隠せない様子です。
この動画を投稿したのは、ネットユーザーのだれかさんねっと(@darekasan_net)さん。彼は古いPCに並々ならぬ情熱を注ぐ愛好家で、普段使いの現代的な機器に加え、CRTディスプレイやMOドライブといったレトロなパーツを組み合わせて自作PCを構築するなど、まさに「レトロデジタルワールド」を体現しています。そんな彼が今回、「MVC-FD7」を使って撮影した動画を公開。かつて革新的だったこのデジカメが、現代でどのように動作するのかを披露してくれました。
SONY「MVC-FD7」の最大の特徴は、撮影した写真データを3.5インチのフロッピーディスク(FD)に保存できること。当時のデジタルイメージング技術のニーズに応える画期的な設計でしたが、FDの容量制限や他の記録メディアの台頭により、その役目を終えていきました。


動画では、ユーザーがこのカメラを操作して自作PCの写真を撮影。すると、カメラのモニターには問題なく撮影された画像が表示され、さらに写真が保存された当時の日付「1997 1 1」が確認できるという、なんともエモい光景が広がります。
現代の目で見れば、3.5インチフロッピーディスクはかさばり、容量も心もとないもの。しかし、レトロな機器を愛するユーザーにとっては、こうした昔のメディアこそが特別な魅力を放っているのです。
さらに動画では、このレトロカメラが現代のデバイスとも連携できる様子が紹介されています。外付けのFDドライブとアダプターを介せば、撮影した写真をAndroidスマートフォンと共有したり、はたまたPC-98などの往年の名機でFD内のデータを読み込んだりすることも可能とのこと。これは胸熱!



このカメラのまさかの復活劇に、ネットユーザーからは驚きと感動の声が続々。「当時めちゃくちゃ欲しかったやつ!動いてるの見るの最高にクール!」といったコメントが寄せられています。また、かつてこのカメラを使ったことがあるユーザーからは、「当時はメディアが高くて、FDが安かったからみんなFDに保存してたなー」といった、当時の記憶を呼び覚ます懐かしむ声も聞かれました。