DC、『フラッシュ』『グリーンランタン』新作アニメ発表!スーパーマンの愛犬クリプトのスピンオフも ジェームズ・ガンはトランプの反DEI政策に「影響されない」と断言

(画像:Warner Bros. Pictures)

DCスタジオの共同CEOであるピーター・サフランとジェームズ・ガンは、メディア向けに今後の作品の進捗と将来の運営方針について発表した。まず大局的な方針として、彼らの最終目標は、平均して年間で実写映画2本、アニメ映画1本、実写ドラマ2本、アニメドラマ2本、合計7作品をリリースすることだという。しかし、この目標を達成するために作品の質を犠牲にすることは決してないと強調。脚本が十分に練り上げられてから製作に入る姿勢は崩さず、年間7本という数字はあくまで理想的な目標であるとした。

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個別作品については、先日監督が決定した『バットマン』のヴィランを主役にしたスピンオフ映画『クレイフェイス』を、純粋なホラー映画として製作する意向を示した。「DCユニバースがどうなっているか全く気にしない観客」をターゲットにしているという。

同作は今夏に撮影開始予定で、キャスティングも進行中だ。ガンはDCユニバース(DCU)のキャラクターは実写版とアニメ版で同じ俳優が演じることを望むと語っていたが、アニメシリーズ『ハーレイ・クイン』や『クリーチャー・コマンドーズ』でクレイフェイスの声を担当したアラン・テュディックは、映画版『クレイフェイス』には主演しない。テュディックのDCUにおけるメインキャラクターは、彼が『クリーチャー・コマンドーズ』で声を担当するもう一人のキャラクター「ドクター・フォスフォラス」であるためだ。

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アニメーション分野では、新たに3つの新シリーズが準備中であることが一挙に発表された。そのうちの1本が、女性グリーンランタンのジェシカ・クルスを主人公にした『My Adventures with Green Lantern』だ。物語は、高校生のクルスが空から降ってきたグリーンランタンのリングに選ばれ、グリーンランタン・コァに加わったことで生活が一変するところから始まる。やがて地球に迫る宇宙からの強大な敵や、グリーンランタン・コァの古代戦争の余波が押し寄せる中、事態はさらに複雑になっていく。

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2本目のアニメは『Super Powers』。物語の舞台はスーパーヒーローたちが通う専門学校で、フラッシュ、ライトニング、プラスチックマン、アクアガール、グリーンランタン、テラといった新入生たちが主人公となる。彼らは校長であるマーシャン・マンハンターの指導のもとで能力を磨き、次世代の地球の守護者となることを目指す。『バットマン:ブレイブ&ボールド』や『ティーン・タイタンズ』など、数々のDCアニメを手がけてきたマイケル・チャンがショーランナーを務める。

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3本目は、ティーン・タイタンズのメンバーであるスターファイヤーを主人公にした同名のシリーズ『Starfire』。故郷の星で発見した古代の宇宙船で脱出し、冒険を繰り広げる物語だ。旅の途中で、宇宙のバイカーであるクラッシュ、植物を愛するファーン、そしてジェムワールドのプリンセスであるアメジストと出会い、共にDCユニバースの隅々を探索していく。

『アルティメット・スパイダーマン』や『アベンジャーズ 地球最強のヒーロー』などでキャラクターデザインを手がけたブリアンヌ・ドゥルアールが共同製作総指揮を務めることが決定した。

アニメ映画に関しては、ガンは昨年発表されたロビンを主役とする映画『Dynamic Duo』を現時点ではDCUに組み込む予定はないと認めた。DCUとどう連携させるか検討したものの、今のところは独立した作品としておくのが最善だと判断したという。本作は初代ロビンのディック・グレイソンと2代目ロビンのジェイソン・トッドのオリジンを描き、CGIアニメーション、ストップモーション、実写パフォーマンスなど多様な表現形式が用いられる。

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さらに、新作映画『スーパーマン』に登場する実写版クリプトが主役を務める、複数シーズンにわたる短編シリーズが製作されることも発表された。『スーパーマン』が2025年7月11日に全米公開された後に順次公開される予定だ。DCによると、現在4本の短編が準備されており、2025年秋頃から順次配信が開始されるという。ガンは「クリプトのクールな短編がいくつかあるんだ。すごく面白くて、何度も見返しているよ。クリプトは本当にいたずら好きな犬で、間違いなく家族みんなで楽しめる。本当に面白くて笑える、最高の出来だよ」とコメントしている。

(画像:Warner Bros. Pictures)

多くの作品が撮影や開発段階にある一方で、すべてのプロジェクトが順調に進んでいるわけではない。ガンとサフランは、『スワンプシング』の映画化がジェームズ・マンゴールド監督の多忙により保留になっていることを認めた。ヴィオラ・デイヴィスが主演するアマンダ・ウォラーの単独ドラマシリーズ『ウォラー』は、脚本が満足のいくレベルに達していないため停滞している。当初は『ピースメイカー』シーズン2の前に配信される予定だったが、現在はシーズン2よりも後の公開となる見込みで、それに伴い脚本の再調整が必要になっている。

開発が一時中断しているもう一つの作品は、スーパーヒーローチーム映画『オーソリティ』だ。大規模な製作になることや、脚本の構想が難航していることから、現時点ではDCスタジオの最優先プロジェクトではなくなっている。

(画像:Warner Bros. Pictures)

最後に、ガンは約6年間にわたる長期的なストーリー構想を計画していることにも言及した。その目標は、複数のDC作品の物語を繋ぎ合わせ、最終的に『アベンジャーズ』シリーズのような規模の映画を製作することだという。しかし、各DC作品のストーリーは高い独立性を保つことも強調した。その独立性には、ドナルド・トランプ前大統領が掲げるDEI(多様性、公平性、包括性)政策への反対姿勢からも独立していることが含まれる。ガンは、自身が策定した計画は誰の意見にも影響されないと応じた。


via: Variety ComicBook.com